内容説明
ミルウォーキーの女子大学を卒業して、コンコードに帰ってきたキャロラインは、小さい頃からの夢だった学校の先生になります。はばひろい年齢の生徒たちを教えながら、キャロラインは教師という仕事の難しさと喜びを味わいます。そして幼なじみのチャールズ・インガルスと再会したキャロラインはやがて彼と恋におち、悩みながらも新生活へとふみだす決意をするのでした。「大草原の小さな家」で、ローラが大好きだったかあさん、キャロラインが主人公の「クワイナー一家の物語」。故郷にもどり教師として生活するかたわら、再会したチャールズとの愛をはぐくむ完結編。小学校中級以上。
著者等紹介
ウィルキンズ,シーリア[ウィルキンズ,シーリア][Wilkins,Celia]
「キャロライン・シリーズ」の執筆にあたっては、クワイナー家やワイルダー家の人々に関連する手紙、日記、公文書などを徹底的に読み込み、また、19世紀にウィスコンシン州に入植した開拓者たちの実生活を詳しく調査した。ニューヨーク州ブルックリン在住。1850年代に建てられた小さな家に、夫と息子の三人で暮らしている
アンドレイアセン,ダン[アンドレイアセン,ダン][Andreasen,Dan]
挿絵画家。オハイオ州メディナ在住。家族は、妻と二人の子ども
土屋京子[ツチヤキョウコ]
1980年、東京大学教養学部教養学科アメリカ科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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コマツ
8
もうちょっと二人のラブラブが見たかったなぁ あっさりしていて物足りない…でもまあ、これが限界か。ヘンリー&ポリーの話ももっと詳しく知りたかったなあ2010/11/28
ぱでぃんとんⅡ
4
やっぱりいいですね~。大好きなローラシリーズの本、キャロラインの物語、完結しました。クワイナーシリーズを1から読み返そうか迷ったんですが、「大きな森の小さな家」を読み返し始めました。この本を読んですぐだったので、人物関係が把握できて、今まで以上に楽しんで読む事が出来ています。順番に読み返していくつもりです♪2010/08/04
ようこ
4
幼いころから自分がどうしてローラ・インガルスの物語が好きなのか、というのが実感できるような一冊だった。喜びも悲しみも受け止めて生きていくこと、世代やすんでいる場所を超えても変わらない感情、そういうものをこの本の中からもたくさん感じとることができる。あー、やっぱりインガルス一家のことが大好きだっ!2010/07/27
meirin
3
この家族の話好きだなあ。この家族シリーズはキャロラインのお母さんシャーロットとおばあさんマーサがあるらしいけど、出来たら翻訳して欲しいな。2012/01/24
遠い日
3
クワイナー一家の物語もとうとう完結しました。キャロラインの人柄をあますところなく描いていて、仕事に取り組む姿勢が初々しくて、好ましい。チャールズとの恋も、きちんと描かれていて、愛しあうふたりの若さやまじめさがいい。ローラのかあさんとしてのひととなりに納得です。2010/09/15