著者等紹介
クォンユンドク[クォンユンドク]
本名、權倫徳。1960年、韓国の京畿道烏山に生まれる。弘益大学産業美術大学院卒業。1993年から絵本をつくりはじめる。韓国を代表する絵本作家の一人で、作品多数、国内外での評価は高い。ソウル在住
チョンミヘ[チョンミヘ]
本名、全/美恵。1955年、東京に生まれる。詩人。韓国の梨花女子大学校中退。共著に『在日コリアン詩選集』(土曜美術社、「地球賞」受賞)がある。埼玉県在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kawai Hideki
66
「うさぎの絵本読みたい」に応えて。わらべ歌の「さよなら三角またきて四角」の、済州島に伝わる韓国語版。日本のは「四角は豆腐、豆腐は白い、白いはうさぎ、うさぎは跳ねる…」と続くが、あちらは「ゆらりはクモの巣」から始まって「蜘蛛の巣は白い、白いうさぎ、うさぎは飛ぶよ、飛ぶのはカラス…」と繋がっていく。そして、日本版は「…光るはオヤジのハゲ頭」とお父さんをdisって落とすのに対し、韓国版は「…深いは母さんの心だね」とお母さんをヨイショ。対照的だ。2017/05/14
とよぽん
29
韓国済州島のわらべうたを基にした絵本。タイトルと表紙からは予想もつかない展開で、済州島の生活の一端を見た。日本語訳のリズムもよかった。訳者はチョン・ミヘさん。絵の巧みさもさすが世界傑作絵本。2019/11/21
ヒラP@ehon.gohon
19
「おやじのハゲ頭」で終わる、日本の連想ゲームというかことば遊びの自虐性に似て、まったく異なる韓国の人間性に感服させられました。 「深いは…」で続くしめの言葉を、なんとなく絵からは予測できたのですが、ど真ん中のストレートで心に投げ込まれると、日本の戯れ歌が恥ずかしいです。2023/08/05
mntmt
19
絵が物語るんだな。2019/05/16
ヒラP@ehon.gohon
16
C事業所で読み聞かせしました。2023/07/20