内容説明
ここはさけのあつまる北の海です。ピリカは4さい。さけではもう、りっぱなおとなです。さけたちのふるさとは、カナダやロシア、アメリカなど、いろいろです。ピリカのように、日本でうまれたさけもいます。けれどもさけたちは、自分がどこでうまれたかなんて、ふだんは思い出しもしませんでした。―4歳のサケが、故郷の川で見つけたものは?
著者等紹介
越智典子[オチノリコ]
1959年東京に生まれる。東京大学理学部生物学科卒業。出版社勤務を経て執筆活動に入る。絵本・童話作家、翻訳家。神奈川県在住
沢田としき[サワダトシキ]
1959年青森県に生まれる。阿佐ヶ谷美術専門学校卒業。絵本に『アフリカの音』(講談社/1996年日本絵本賞)、『てではなそう きらきら』(文=さとうけいこ、小学館/2002年日本絵本賞読者賞)など。絵本制作のほか、舞台美術、ジンベ(アフリカの打楽器)奏者としての演奏活動など、幅広い分野で活躍している。東京都在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たーちゃん
25
鮭が産卵の為に故郷に戻るお話。これはまだ息子には難しいだろうと思いましたが、息子が選んでどうしても借りたいということなので借りてきました。自分で借りたいと言うだけあって最後まで真剣に聞いていました。子孫を残すために命がけで故郷に戻る鮭の一生に感動しました。2020/12/24
みつばちい
15
鮭のピリカが大きな海から川へ出て、親になる一生を描いた絵本。中の絵がとてもきれいで言葉も研ぎ澄まされてとてもよい本。表紙の装丁のイメージと中の絵の印象が違う。表紙が少し子どもから敬遠されそうな雰囲気。海で群れで泳ぐ絵とかとても素敵だから、表紙変えたら良いのになーと思ってしまった。2017/11/23
けいこん
14
図書館で司書さんのオススメ。環境に関する本をとお願いしたんだけど、どちらかというとシャケの生態を借りた生き物のドラマといった感じ。むしろ大人の方が感動するかも。 結構うるうるしました。良い本です。幼稚園年長くらいから大人まで。12分。2018/06/17
しぃ
12
絵の迫力がすごい。それに身近な魚である鮭の生態についても知らなかったことがたくさんありました。生まれた川が分かるなんて、生き物って本当に不思議だ。2023/12/01
みつばちい
12
四年の授業で読み聞かせ。鮭の一生を描く。多摩川の学習をしているので、よく聞いていた。2018/05/17