著者等紹介
エドワーズ,ドロシー[エドワーズ,ドロシー][Edwards,Dorothy]
イギリスのストーリーテラーの第一人者といわれ、BBC放送で幼児向けお話番組Listen with Motherを担当していたこともある。作品は話して聞かせるのに理想的に作られている。幼い子の気持ちをよく理解し、ささいなことでも子どもにとって重要なことを実にうまく語る才能をもっている。いくつもある作品のうち『きかんぼのちいちゃいいもうと』のシリーズが代表作
渡辺茂男[ワタナベシゲオ]
1928年、静岡県に生まれる。慶応義塾大学文学部卒業後、渡米。ニューヨーク公共図書館児童部に勤務。帰国後、慶応義塾大学文学部教授を経て、現在は子どもの本の仕事に専念。東京都在住
酒井駒子[サカイコマコ]
1966年、兵庫県に生まれる。東京芸術大学美術学部卒業。絵本や本の挿画などで活躍。『きつねのかみさま(文・あまんきみこ)』(ポプラ社)で2004年日本絵本賞、『金曜日の砂糖ちゃん』(偕成社)で2005年ブラティスラヴァ世界絵本原画展(BIB)金牌を受賞。東京都在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tokotoko
43
★イギリス★何かお話を読んでもらってるみたいな、優しくて穏やかな文章が並んでいます。あとがきで、その訳がわかりました。作者のドロシーエドワーズさんは、イギリスのストーリーテラーの第一人者といわれ、BBC放送で幼児向けのお話番組を担当されてたそうです。この妹の、激しい「きかんぼ」ぶりを、読み聞かせてもいいのか?とも思いますが、読み聞かせにピッタリの長さの10編と、こんなに可愛い「きかんぼ」がいたら、みーんな大好きになっちゃうってば!!って思う酒井さんの絵が、魅力的な1冊です。2015/03/05
chiaki
31
『絵本のつぎに、なに読もう?』掲載の幼年童話を、次女(時々長女も)と少しずつ再読していっています。困った妹のエピソードが10話。姉からすれば妹の振る舞いに我慢を強いられることも多く憎たらしい存在だったんだろうなぁと察しますが、語り口がとても優しく、可愛い妹を見守る愛情に溢れています♡それぞれのオチもいい。次女は妹に親近感が湧くようで。「私はここまでじゃないでしょ」とでも言わんばかりに威張ってました。矛盾してるのにやたら小生意気なところ、天真爛漫で意外と単純なところ、変なところにこだわるところ…似てるよー!2023/02/23
小夜風
27
【図書館】「きかんぼのちいちゃいいもうと」というシリーズ。ずっと前、わたしが小さかった時、わたしよりもっと小さい妹がいました。怖いもの知らずな妹が巻き起こす様々な騒動が10話。トトロのメイとサツキみたいだな~って思いながら読みました。酒井駒子さんの挿し絵が凄く良いです♪泣いちゃってる顔、困ってる顔、得意気な顔…みんな可愛い♪もう大人になってしまったらしい姉妹のお姉さんが昔を回想してるような感じの文なので、この子たちがどんな大人になったのか知りたくなりました♪2014/10/16
Yukiko Yosuke
18
「きかんぼのちいちゃいいもうと」と言いながら、幼い自分の妹の心の機微、行動、破天荒な様子を丁寧に描いている作品。短編10編を収録。表題作の「ぐらぐらの歯」では散々ぐらぐらした歯をそのままにしたいと言っていながら、歯医者さんが「可愛い歯をコレクションしているんだよ」と言われるとサクッと抜いたりする思い切りの良さが光ります。なかなか言うことを聞かない(反抗期かな?)ので、少々面倒くさい妹ではありながら、姉の視点で描かれる小さい彼女の生き生きとした様子に…姉って大変だなあって思います。(笑)/小3娘に。2024/04/24
mntmt
15
ちいちゃいいもうとのやることがとってもかわいい。読んでると自然ににこにこ笑顔になって来ます。酒井駒子さんの絵は、このお話にぴったりですね。2015/05/18
-
- 和書
- 北朝鮮の「核」を読む
-
- 和書
- ADC年鑑 〈1999〉