内容説明
故郷のねぎばたけをあとにした、あさたろう。やつがしらのごんべえ、その用心棒きゅうりのきゅうべえをたおし、にんにくにきちと二人旅。道中、いきだおれのむすめを助け、火の玉おてつのあだうちの助っ人をした情けが縁か、父、ながきちと出会えたのだが、さて…。4才から。
著者等紹介
飯野和好[イイノカズヨシ]
絵本作家・イラストレーター。1947年埼玉県秩父郡に生まれる。小学生の時は自宅の農作業用の黒板などに絵を描いていた。中学時代は美術部。東京デザイナー学院卒業後、婦人服デザイナーとして勤務。長沢セツ・モードセミナーで水彩画とイラストレーションを学ぶ。1969年雑誌「an an」(マガジンハウス)に「きむずかしやのピエロットのものがたり」を発表、1976年初めての絵本『クレヨンの歌』(岸田衿子=詩・サンリオ出版)を刊行。絵本作品に「小さなスズナ姫」シリーズで第11回赤い鳥さし絵賞、『ねぎぼうずのあさたろうその1』(福音館書店1999)で第49回小学館児童出版文化賞などがある。その他、広告、人形芝居衣装と人形のデザイン、絵本読み語り講演、ブルース・ハーモニカ奏者としてのライブ活動など、幅広い分野で活躍している。東京都在住
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感想・レビュー
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KAZOO
133
飯野さんは本当に子供向きに書かれたのでしょうかねえ。最初から読んでも浪花節が出てくるわ、とちのみこぞうとかそばがきのだんなやとうがんぐみなど私にとってはかなり楽しいのですが子供には難しいのでしょうね。2017/04/05
たーちゃん
22
息子が幼稚園で借りてきた絵本。続きものなので少し分かりにくさはありましたが、最後まで真剣に聞いていました。2022/05/09
マッピー
20
前作でお父さんと再会したので、今作ではお父さんが家を出て旅をしている理由が明かされるのかと思いきや、さっくりとあさたろうは旅を続け、お父さんは畑に帰ることが決定し、二人は再び分かれていきます。大人としてはちょっと肩透かし。例によって人助けをしたあと、あさたろうと、にきちは、旅を続けるのですが、父親との再会がメインではないということは、この話の落としどころは何だろう?京都まで行くこと?家に帰るまでが旅なんだからね、とだけは言っておこう。2023/09/25
ツキノ
20
2005年6月発行。夢中でおとっつぁんと話し、旅を続けるあさたろう。おとっつぁんは畑に戻るって。とろろめしの名物の宿場町へ。へろへろしているおさむらいさん、はらぺこで倒れる。その表情たるや…。そばがきげんえもんと名乗る浪人、江戸に届ける大事な手紙の入った財布を盗られてしまったとのこと。そのぬすっとはにきちの知り合い。とちのみこぞう、気のいい盗人だ。しかし、とうがん組が現れて…。「ひとのなさけは うれしいものよ」(E51-536)2021/02/11
どあら
20
図書館で借りて読了。おとっつぁんと再会できて良かった♥時代劇の内容がてんこ盛りで、読んでて楽しい♪2017/04/11