福音館文庫
ミス・ヒッコリーと森のなかまたち

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  • サイズ B6判/ページ数 232p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784834020748
  • NDC分類 K933
  • Cコード C8297

内容説明

ミス・ヒッコリーは、リンゴの小枝とヒッコリーの実でできた、田舎娘のお人形。持ち主の女の子、アンに置き去りにされて、それまで優雅に暮らしていたトウモロコシの家から、果樹園のリンゴの木にかかっているコマドリの巣に引っ越します…。田園生活の歓びを、あますところなく描いたファンタジーの傑作。小学校中級以上。

著者等紹介

ベイリー,キャロライン・シャーウィン[ベイリー,キャロラインシャーウィン][Bailey,Carolyn Sherwin]
1875年、ニューヨーク州に生まれた。長年「アメリカン・チャイルドフッド」誌の編集に携わりながら、たくさんの物語を書いた。晩年には、夏になるとニュー・ハンプシャーにあるリンゴ園に行き、リンゴの木の世話をして過ごしたという。『ミス・ヒッコリーと森のなかまたち』でニューベリー賞を受賞。1961年没

坪井郁美[ツボイイクミ]
1940年、中国の大連に生まれた。東京外国語大学卒業後、児童文学翻訳に従事した。1993年没

ガネット,ルース・クリスマン[ガネット,ルースクリスマン][Gannett,Ruth Chrisman]
1896年、カリフォルニア州に生まれた。現代アメリカさし絵画家のなかで、もっとも有名なひとり。1979年没
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mikipon

3
懐かしい~ウン十年前に、小学校の学級文庫にあって読みました。この本と『リンゴの木の上のおばあさん』の2冊が今でも記憶に残ってます。懐かしくて借りて娘と一緒に再読。木の実の頭に、枝の体のミス・ヒッコリー。最後は、悲しい終わりだったような記憶だったけど、そうではなく、大人になって読むと、色々と考えさせられる終わり方でした。2013/07/28

峰岸トモ

3
ミスヒッコリーに冷たくあしらわれても彼女を見捨てないお節介カラスが大変可愛い。頭を主体に行動してると、損してるかもしれない。家族の引っ越しを教えてくれたカラスやネコを信じられなかったり、せっかくの誘いも嘘だと信じられなかったり。頭をなくして、恐れや心配をなくして。やっと安らかに過ごせる場所を手に入れて。誰かになにかをしてあげられるのかもしれない。2011/11/28

NakaTaka

2
面白かった。頭は木の実、体は木の枝でできた人形の一冬の冒険物語。自分を可愛がってくれた一家と別れても、自分の住処を他の動物に取られてもめげない。口八丁手八丁。知恵も働かせて自分の身を守るし、他人のお節介もやく。が、頑固な性格が災いして後悔することもあり。登場人物は個性的で生き生きとしている。カラスとネコがいい。笑いあり、クリスマスの場面は神聖であり。そんな彼女なのにラストは「なぜ?」というような結末。だけど、やっぱり前向きなんだな。ヒッコリーの前には人間の方が霞んでしまう。2013/08/27

凛朱

1
★★★☆☆沢山あった親戚からのお下がり本の中でも特に気に入って読んでた記憶がある。棚の奥から発掘したので再読。(ほるぷ出版のハードカバー版)改めて読むと色々と衝撃的。2020/05/06

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