内容説明
アフリカのコンゴへと向かった少年記者タンタンと愛犬スノーウィを待ち受けていたのは、猛獣たちだけでなく、タンタンを目の敵にする悪人たちの罠だった。危うしタンタン!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nakanaka
70
時系列でいえば二作目にあたる作品です。「ソビエトへ」に比べるとだいぶ読みやすいしわかりやすい印象でした。しかしながら展開がかなり激しくアクションの連発といったところ。ライオンなどの猛獣もたくさん出てくるので男の子は楽しめるでしょうね。敵役にアル・カポネの手下が出てくるのが時代を感じさせます。2016/10/23
seacalf
47
初タンタン。あれだけ有名なのに大人になって、ようやく初めて。けっこうスラップスティックなドタバタ展開が多いストーリーなのですね。嫌いじゃないけど。仏語だから、ずっとフランスの人かと思いきや、作者エルジェはベルギーの人。そか、ポワロさんと一緒か。福音館書店編集部からの断り書きにある通り、あからさまな人種差別や動物に対しての残虐シーンがありショッキングだが、そこはおおらかな時代だったということで。無邪気な子供時代に読んでいたら、タンタンの冒険旅行の世界にどっぷり浸れたのになあ。もう少し他の作品も読んでみよう。2020/08/14
Willie the Wildcat
25
サルとキリンの”毛皮”、には大喜び。様々な動物との”戦い”も楽しんだみたい。ただし、犯人が誰のことかわからず、この点ではいまいちだった様子。日本の小学生では、馴染みのない人物なのかもしれない・・・。(汗)一方、偏見、蔑視・・・。植民地政策の影響を読み取れる。象牙なども当時を反映。ただし、これらも”歴史”を知る意味では、子供にも有用と感じる。読後に次男へも補足。時代を感じますね。2012/10/24
らん
22
タンタンの冒険シリーズ2作目。カラー版で絵も丁寧に描かれていて格段に読みやすい。当時のヨーロッパの人々がアフリカの人々に対して持っていた偏見。植民地時代の歴史的な背景も考えながら読む。野生動物の保護が叫ばれる以前、動物たちを次々と銃で撃つことが一種のスポーツのように行われていた時代があった事も衝撃だけれど、そんな行為も作中で描かれ、優しいイメージのタンタンだからこその衝撃も感じる。敵からの攻撃に事前に準備しておく事の大切さやタンタンの運の良さもつくづく感じる本作。逃げ惑うスノーウィがとにかく可愛い。2023/07/25
あっきー
15
✴3 シリーズ2作目はコンゴで冒険、映画インディージョーンズみたいな雰囲気があるのは気のせいか、カラーだし1作目より楽しんで読めた2020/07/10
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