著者等紹介
安野光雅[アンノミツマサ]
1926年、島根県津和野町に生まれる。1974年、『ABCの本』(福音館書店)、『きりがみ桃太郎』(岩崎美術社)で芸術選奨文部大臣新人賞。他に、国際アンデルセン賞をはじめ、国内外の数多くの賞を受賞。2001年、津和野町に安野光雅美術館が落成。その折に出版された『安野光雅の世界』(平凡社)が、それまでの仕事の変遷を網羅している。東京都在住
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感想・レビュー
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ヴェネツィア
295
安野光雅さんが、初めて降り立ったヨーロッパの地は霧に包まれたコペンハーゲンだった。それで、この地にはことのほか思い出も思い入れも強いようだ。しかも、そこは彼の積年の愛読書『即興詩人』たるアンデルセンにゆかりの地であったからなおさらだっただろう。コペンハーゲン、オーデンセ、リーベ等が描かれるが、いずれもデンマークのムードに溢れている。しかも、場面のそこここにはアンデルセンの物語の数々が鏤められて。なお、今回の隠し絵はご本人の解説付きである。一つたりとも見逃してほしくないのだろう。2023/08/13
KAZOO
143
この巻になると最後に安野さんの解説がついていてよくわかります。色合いも建物などがカラフルになっています。デンマークの町などで古城やチボリ遊園地があってかなり楽しそうな感じがします。やはりハムレットの劇なども出てくるわけですね。2016/04/30
Hideto-S@仮想書店 月舟書房
112
『旅の絵本』シリーズ第6作。アンデルセンの童話と共に描かれるデンマークの街並みは、実にカラフルでメルヘンチック。21枚の絵の中に『みにくいアヒルの子』『赤い靴』『マッチ売りの少女』『人魚姫』など、58篇ものアンデルセン物語が散りばめられている。海からやってきて、鳥のように空から俯瞰する構図は変わらない。親指姫も描かれているらしいけど、空から見つけるのは至難の業(笑)。2016/04/17
yomineko@ヴィタリにゃん
69
わぁ!憧れのデンマークだぁ✨✨✨アンデルセンの童話が随所にちりばめられ、目の保養が沢山ある😊チボリ公園は倉敷にもあって2回連れてい行ってもらったけど2008年年末に閉園😢😢😢本場のチボリ公園に行くしかない!!!街並み全てがおとぎの国、おもちゃの国。夏も涼しそうでいいな~🎐🎐🎐2023/08/23
旅するランナー
64
デンマークの牧歌的風景。見ていて、のんびりできます。アンデルセン童話が描き込まれ、安野さん自身による解説があり、知らない作品もいっぱいアルデルセン....くっ、苦しい....2019/05/19