内容説明
アメリカのシカゴにやってきたタンタン。今度はマフィアと対決します。ギャングを追っているうちに、西部の草原地帯にまで来たタンタンを待ち受けているのは…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
らん
22
本作はアニメで清々しい気持ちで観終えた記憶が新しいまま読んだ。ギャングに追われ策略でギャングを追い込み一味を逮捕に導いていくタンタンだが逃げ足の早いスマイルズとの攻防が楽しい!インディアンのブラックフット族が登場。本書では伝統的な服装をしてティービーでの野営生活が描かれているが、タンタンがアメリカを訪ねた1930年代は政府から与えられた食料と年金によって保留地で暮らしている等の違いもあるよう。銃を持っていないのに指の影で銃に見せかけて相手を怯ませる咄嗟の行動が良い。でもほぼ運の良さで乗り切っているような…2023/07/25
Willie the Wildcat
17
30年代のシカゴ、といえばもちろんカポネ。都会のみならず草原での活躍。2転3転、次男は結構盛り上がってたなぁ。ただし・・・、”タクシーののこぎり”がどこにあったのか不思議がっていた。う~ん、考えすぎないで楽しもうよ!(汗)本著は、シリーズの中でも風刺がピリリと効いている。訴訟にもなる蔑称や、白人による搾取などなど・・・。子供に歴史を正しく伝える機会にもなりますね。2012/12/01
うららん
15
タンタン三作目。今回は1930年のアメリカが舞台。タンタンが渡ったシカゴでは悪人がわがもの顔にふるまっている。一冊を通してタンタンvsシカゴギャングであり始まりすぐに誘拐され逃げ出しまた誘拐され…と繰り返す。史実とは異なった表現だがブラックフット(インディアン)の登場シーンやカウボーイの衣装のタンタンが良かった。2016/08/03
いとう・しんご
8
相変わらずのタンタン。今回はストーリーに無理がありすぎる感じでしたが、戦前のアメリカをうまく風刺してしました。2023/10/23
なおなお
8
まだハードック船長などと出会ってない回?とにかくタンタンと犬のスノーウィがギャングによって何度も危険に晒される。タンタンは頭の回転も早いがかなり強運の持ち主!2021/10/20