出版社内容情報
逆境にめげず、前向きに生きていく主人公ジュディーの快活なユーモア、純真な心が読者の胸を打ちます。(C-13)
<読んであげるなら>---
<自分で読むなら>小学中学年から
内容説明
長い間、多くの読者に愛されてきた名作の決定版。名も知らぬお金持ちの援助で大学に入った孤児の主人公ジュディーは、その人物をあしながおじさんと名づけて、日々の様子を手紙に書いて知らせていきます。常に前向きなジュディーの快活なユーモア、純真な心は、永遠に読者の心の中で生き続けるでしょう。小学校中級以上。
著者等紹介
ウェブスター,ジーン[ウェブスター,ジーン][Webster,Jean]
1876年、アメリカのニューヨーク州のフレドニアで生まれる。母親は、「トムソーヤーの冒険」で有名なマーク・トウェインの姪にあたる。1896年、バッサー女子大学に入学。大学では、英文学、経済学を専攻。著作は在学中から始めていたが卒業後、「パティー大学へ行く」(1903)を出版、続いて、パティーものといわれるシリーズを次々に出した。1912年、「あしながおじさん」で一躍有名になり、1915年には「続あしながおじさん」を出版した。その年、弁護士のマッキニイ氏と結婚。翌年、女子を出産したが、翌日亡くなった
坪井郁美[ツボイイクミ]
中国、大連に生まれた。東京外語大英米科卒業。テレビ映画翻訳会社に勤務。その後、自宅で家庭文庫を開くかたわら児童文学翻訳に従事する。1993年没
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
美紀ちゃん
35
お話給食でレモンゼリーを出してもらいました♬レモンゼリーのプールで泳ぎたい(^ ^)2016/12/06
糸巻
24
小学生の時に好きだった作品。当時どんな感想を持ったのか覚えていないが、大人になってから読むとこれって恋愛小説なんだなと思った。孤児院で育ったジュディーは、名前すら知らない慈善家の男性の援助を受け大学へと進学する。学費・寮費・お小遣いまで面倒を見てくれる〝あしながおじさん〟に大学での生活の様子を手紙に綴る。返事のない4年間の片道書簡でのジュディーの成長が目まぐるしい。返事もくれないおじさんに対してけっこう毒舌なのも楽しい。援助に頼りっぱなしでなく自立を目指すジュディーが良かった。2024/11/17
はじめさん
22
令和4年 7月23日ーー文月の文の日。書簡体小説の傑作「あしながおじさん」をお題に、オンラインで読書会を開催します。かしこ。(ときどき男でも使う人いる)https://bookmeter.com/events/9521 / 孤児院で暮らす女の子が、篤志家に文才を認められて、大学進学。寄宿生活での友情と、思春期の恋・・・リアルでは相談できる相手のいない出来事も、おおらかな気持ちで受け止めてくれる「あしながおじさん」相手での手紙では本音を綴れる・・・果たして、この2人が出逢う未来はあるのだろうか。
みみぽん
19
翻訳の出来、原書のままの挿絵!福音館古典童話シリーズは一冊手にするとハマります!ジェルーシャは孤児。施設で手伝いを任され通常より2年もながくそこにいる。ある日ー朗報が!施設をときに訪ねてくる慈善紳士が彼女を大学へ行かせる、と。条件は月いちどの手紙を彼に送ることだけ。このシンデレラ・ストーリーの初々しく秩序に溢れ愛に満ちていること!毎日"おじさま"に書く手紙が機転に飛びユーモアいっぱい!孤児というハンディに悩みながらも日々に感謝し生きる健気さはおじさまも好きにならずにいられない。究極のハッピーエンドは涙涙。2023/02/04
zanta
14
懐かしい。ジュディの書いた絵が掲載されていて笑える。この絵のことはよくおぼえておたが、なんとなくストーリーに記憶はあるものの、鮮明なのは、最後にジュディがおじさんに会いに行ったら実は、というシーンだけだった。きっと幼少すぎて、それ以外の所は共感が不足していたのだろう。大学へいかせてもらったくせに中退した私、ジュディーの向学心、大学で得た喜、大学進学は恵まれている幸せなことだとやんと認識していたらよかったのに、と少し後悔。まぁ、それに見合う濃い経験をさせてもらったから、悔やんではいないけど。2013/09/08
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