出版社内容情報
猫のトムと飼い主のランスさんは、ある日、町の生活をはなれ、アフリカへと旅立ちます。はらはらドキドキ、読みだしたら止まらない愉快な冒険物語。
<読んであげるなら>5・6才から
<自分で読むなら>小学低学年から
内容説明
ネコのトムがつかんだ冒険のチャンス。大海原をわたり、カバの川をさかのぼり、草原をこえて、めざすは、サルの国・ゴロンゴロン高原!奇想天外、愉快で楽しい冒険物語。小学初級以上。
著者等紹介
南部和也[ナンブカズヤ]
1960年、東京に生まれる。獣医師。北里大学獣医学科卒業。その後、米国カリフォルニア州アーバインの「THE CAT HOSPITAL」で研修。帰国後、東京で猫専門の病院「キャットホスピタル」を開業する。東京在住
さとうあや[サトウアヤ]
1968年、千葉県に生まれる。桑沢デザイン研究所卒業。その後、長沢セツ・モードセミナーに学ぶ。第六回日仏会館ポスター原画コンクール佳作受賞。東京在住
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あん
32
『ネコのタクシー』シリーズ第二弾。猫のトムと飼い主のランスさんが平穏な日々を送ってたところ、突然トムの父親と名のる猫がアフリカのサルの王国からの招待状を持って現れて、トムとランスさんがその王国のあるガランゴロン高原を目指すという冒険物語。次々と襲いくる災難! カバやダチョウの、そして『困った時に読む手紙』の力も借りて、つい王国に辿り着きます。冒険の結末には家族がもう一人増えるというおまけ付き!そこにはちょっとビックリしましたが、とっても面白かったです。このシリーズホントにいいので他の本も読みたいです。2014/07/03
かおりんご
28
児童書。ネコのタクシーシリーズ。ネコのトムの前に、いきなり父親と名乗るネコが、アフリカに住むサルの王様からの招待状をもって現れる。トムとランスさんは、アフリカに旅立つことにする。面白くて、長さを感じさせないけれど、文字に苦手意識をもっている子だと、なかなか読めないと思う。ほぼ、文字だし。中学年の、ゾロリから脱したい子向け。2019/09/29
k sato
24
「ネコのタクシー」「ネコのドクター」に続くエピソード(´▽`)ネコタクシーの運転猫・トムの父は、眠り症の原因を解明したジョン博士でした!世界中を飛び回る父・ジョンからトムにある手紙が渡されます。それはアフリカのゴロンゴロン高原にすむサルの王からの招待状でした。トムは飼い主のランスさんと共にアフリカへ出発することに。サバンナを駆動するネコタクシー。ダチョウがネコタクシーを被って大疾走。ランスさんにラブロマンス。ネコが語るリーダー論!ネコが人も動物も幸せにすることが証明されます。ただの児童図書ではありません!2023/11/05
舟江
21
「トムにとって大切なことは、大切を探すことなのだと思いました。大切なものは、誰にでもあるからです。」作者は、この文を書くためにストーリーを考えたのだと思った。2019/02/13
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
17
『ネコのタクシー』の続編。ある日突然、トムの前に父親を名のる猫が現れて、トムはランスさんと一緒にアフリカへと旅立ちます。目指すはサルの王様がすむゴロンゴロン高原。つぎつぎ襲いくる災難も、個性ゆたかな動物たちに助けられる冒険ものになっています。2019/09/06