福音館文庫<br> 太陽の木の枝―ジプシーのむかしばなし

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福音館文庫
太陽の木の枝―ジプシーのむかしばなし

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  • サイズ B6判/ページ数 303p/高さ 17cm
  • 商品コード 9784834018837
  • NDC分類 K388
  • Cコード C8298

出版社内容情報

色彩感覚あふれるユニークな昔話が22編。どのお話にも、自由を尊び旅を最高の宝とする、ジプシーの魂が満ちています。(F-4)

<読んであげるなら>---
<自分で読むなら>小学中学年から

内容説明

ポーランドの高名なジプシー学者の手になる民話集。太陽・月・星のかがやくイメージが美しい「太陽の木の枝」、金の髪をした娘の悲恋を描いた「きりの国の王女」など、色彩感覚あふれるユニークなお話が二十二編。自由を尊び、旅を最高の宝とする誇り高いジプシーの魂がどのお話にも満ちている。小学校中級以上。

著者等紹介

フィツォフスキ,イェジー[フィツォフスキ,イェジー][Ficowski,Jerzy]
1924年に生まれた。ポーランドのジプシー学者・詩人・文学評論家。第二次大戦中の抵抗運動、ドイツ捕虜収容所生活を経て、戦後、祖国にもどった

内田莉莎子[ウチダリサコ]
1928年、東京に生まれた。早稲田大学露文科卒業。1964年、ポーランドに留学。おもに外国児童文学の翻訳紹介に活躍。1997年没

堀内誠一[ホリウチセイイチ]
1932年、東京に生まれた。グラフィックデザイナー。カメラ雑誌やファッション雑誌の編集美術を手がける傍ら、絵本・童話の世界でも活躍。その仕事は、写真家や編集者、絵本作家に多大な影響を与えた。1987年没
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

134
ポーランドの作家が書いたジプシーの昔話です。「おはなしのまえのおはなし」という前ふりがあってそのあとに11のお話があります。この話も少し前に読んだエチオピアやデンマークの本と同様にあまりないけれどどこかで聞いたような気のする話もあります。絵が堀内誠一さんの絵で私は昔からマザーグースの本で見ていたのでなつかしい気がしました。2016/10/01

みつばちい

24
ポーランドのジプシー研究者によるジプシーの民話。色彩鮮やかで、情熱的で、力強いはなしが多かった。語りには長いが、好きな話がいくつかあるので読んだり、紹介したりしたい。2020/10/14

ヒラP@ehon.gohon

22
ジプシーという独自の文化をもった民族の昔話です。20数編のお話の中に、どことなく流浪を生活様式にした、考え方にも他と少し違うものを感じました。話の展開にも独特な感じがします。中に、グリム童話と共通する「太陽の王の三本の金髪」のようなお話もありましたが、グリムでは悪魔の三本の髪の毛ではなかったでしょうか。悪魔と太陽の王という、相対する髪の毛を取りに行くという、逆転思考には驚きました。 2020/10/20

円舞曲

19
大人のためのおはなし会。「漁師とウルマとチャラーナ」を。ロマンティックなお話でした。2017/01/12

おはなし会 芽ぶっく 

15
おはなしのまえのおはなし /太陽のおかあさん/月はなぜふとったりやせたりするか/インゲン豆のきらいなアンドルシ/ 太陽の木の枝/バラの花とバイオリンひき/なんでも見える鏡/ 漁師とウルマとチャラーナ/ジプシーとあかいヘビ/白いシカ/ 十二頭の馬とうき島のむすめ/ジプシーと九羽のカラス/きりの国の王女/ひつじかいのバクレングロ/雨ごいの名人/七人の兄弟と悪魔/魔法の小鳥/すてられた子どもたち/悪魔をだましたジプシー/太陽の王の三本の金髪/魔法の箱/ヒキガエルとまずしいやもめ 22話 知らないお話が多かった 2019/11/19

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