出版社内容情報
りすたちはふくろう島へ木の実をとりに行きました。ところが、生意気なナトキンはふくろうの怒りをかって??。
<読んであげるなら>4才から
<自分で読むなら>小学低学年から
内容説明
本書の舞台は、イングランド湖水地方のダーウェント湖です。りすたちがふさふさしたしっぽを帆の代わりにして小さないかだで水の上を渡るという、アメリカのお話がもとになっています。りすのナトキンは、仲間のりすたちと一緒に、木の実を集めにふくろうじまへでかけますが、ふくろうのブラウンじいさまに無礼なふるまいをしたために、大変な災難にみまわれます。1903年刊。
著者等紹介
ポター,ビアトリクス[ポター,ビアトリクス][Potter,Beatrix]
1866~1943。ロンドンの裕福で厳格な家庭に育った。少女時代から田園を愛し、小動物の観察やスケッチに没頭した。彼女の自然に対する情熱は、「ピーターラビットの絵本」シリーズの創作に色濃く反映されている。後半生はイングランド湖水地方に住みつき、羊の飼育と自然保護活動に力を注いだ
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
れみ
93
ピーターラビットの絵本⑩いたずら好きで無礼者のりすナトキンのお話。たくさんのりすさんたちが1匹ぶんのいかだに乗って島に渡る様子がなんとも可愛らしい。ふくろうのブラウンじいさまへのお土産は人間目線だと嬉しいのか嬉しくないのか微妙なものがあって面白い。ナトキンがいたずらしたり無礼な態度をとる度に今回こそ痛い目にあうかも…とハラハラした。ほかのりすさんたちはやめさせようとか思わないのかね…^^;2017/03/26
chiaki
40
瀬田貞二さん『幼い子の文学』なぞなぞの魅力にて紹介されていた一冊。ふくろうのブラウンじいさまが住んでいる島で木の実を頂戴するナトキンたちりす。他のりすたちはブラウンじいさまに敬意を払って手土産などを持って行くのに対し、手ぶらで赴きなぞなぞを吹っかけるナトキンの礼儀なさ!笑 それはしっぽ切られても仕方ない!とてもリズミカルななぞなぞ。でも答えが知りたいです〰。2021/03/06
ヒラP@ehon.gohon
37
川上未映子さんの新訳シリーズを読み始めて、初めて手にしたいしいももこさん訳です。 ナトキンのエスカレートする悪ふざけと、起こってしまった報いは、とてもワイルドなのですが、いしいももこさんは良識的な訳で穏やかにおさめようとしている感じがしました。 それが長年愛読されてきた理由かも知れません。2022/07/26
小夜風
35
【所蔵】いかだに乗って湖を渡るりすたちの可愛いこと♪ナトキンみたいに目上のひとを敬わない無礼な子、子どもの頃は必ずいたような気がします(笑)。ブラウンじいさま怖過ぎです!ナトキンの出すなぞなぞは答えが判りませんでした~。2014/08/22
ぼんくら
30
【ビアトリクス・ポター生誕150周年】イベント♪無作法者のナトキンは、ふくろうのブラウンじいさまに礼儀をつくさなかったため、あやうく食べられてしまうところでした。でもしっぽをちょんぎってなんとか逃げ出したので、今も短いしっぽです。やんちゃもたいがいにしないとね。2016/03/22