出版社内容情報
「げんじぬま」に住むカエルのサムライが、平家ネコに傷をつけられた。「合戦だ!」「いくさだ!」と沼のサムライが集まった……。ユーモアあふれる文と繊細な筆致の絵で語るカエル版『平家物語』。
<読んであげるなら>5・6才から
<自分で読むなら>小学低学年から
内容説明
ユーモアあふれる文と繊細な筆致の絵で語るカエル版『平家物語』。「げんじぬま」住むカエルのサムライが、平家ネコに傷をつけられた。「合戦だ!」「いくさだ!」と沼のサムライが集まった……。
著者等紹介
日野十成[ヒノカズナリ]
1942年台湾に生まれる。連合軍の空襲を逃れて長屋の日本人数世帯とともに、一家は山のなかに疎開。蛇すこぶる多く蛇の国と知る。先住民族の人々の村落に近く、ある日、猿を追う彼らを見て感動す。3歳のときなり。46年引き揚げ船にて初めて日本に上陸。工場労働者、書評新聞記者、建設会社社員、絵本情報誌記者をへて、子どもの読み物書きに脱皮、コミック原作制作事務所所員ののち、フリー・ライターに、絵本の文章を書く。八王子市在住
斎藤隆夫[サイトウタカオ]
1953年埼玉県に生まれる。太平洋美術学校卒業。『まほうつかいのでし』(上田真而子文)で第42回小学館絵画賞受賞(福音館書店)。長野県在住
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yomineko@ヴィタリにゃん
62
べべんべんべん。琵琶で平家物語を弾き語るガマのおじいさん。かえるは源氏、猫が平家。祇園精舎の鐘の音、、、あれ?ぎおんのおてらのかねのおと。べべんべんべん。猫は穴のあいた蓮の葉に飛び乗り、哀れ、水底へ😢😢😢そして平家蟹になったという。べべんべんべん。2024/04/06
keroppi
37
図書館にて。かえるが源氏で、ねこが平家。がまがえるの琵琶法師が語る平家ものがたりは、わりと単純。ねこ平家は、やっつけられて、平家がにに。確かに、本当の平家物語は、絵本には難しいけどね。2017/07/08
nyanco
35
カエル好きのあなた!これを知らなかったのなら今すぐ読まねばなりませんぞ!千年杉の下に住むガマじいさんが琵琶法師となり、平家物語を語りだします。描き込みの細かさも素晴らしく合戦のシーンは圧巻!しかし、松葉の矢もタンポポの槍でも猫に歯が立たない。つわものどもの源氏の侍が敵わなかった敵の黒猫を退治したのは牛若丸!蓮の葉の上を八双飛び!う~~ん、カエル好きではないけれど、これは手元に欲しくなってしまいました。大型本なのに優しいお値段…買っちゃう?是非是非のオススメの逸品です!2010/07/23
えんび@灯れ松明の火(文さんに賛同)
29
子どもと寝転びながら読みました。ガマじいさんの語り口につらつらつらと読み進み。かえると猫の源平合戦。なんとも楽しいお話でした。屏風絵風な絵も細部まで書き込んであってステキです。nyancoさんのコメントを見て図書館に行ったら、表紙がこっち向いてお出迎えなんて!!!できすぎなお話。これは「読メ」ネットワークの罠?2010/07/25
ume 改め saryo
28
この名コンビは かえる好き!?(笑)(^^) バッタの馬にまたがった蛙がなんと凛々しい。 素晴らしい世界観ですね(*^0^*)/2013/09/07