出版社内容情報
動物の学校の新学期。グループ分けのときカモノハシくんはどこにも入れず、一人ぽっちに。でも、「とても変わった子」と力を合わせる、こんなすてきな方法がありました!
<読んであげるなら>5・6才から
<自分で読むなら>小学低学年から
内容説明
動物学校の新学期。変わり者のカモノハシくんはどのグループにも入れず、一人ぼっち。でも…。ちょっぴり悲しく、とてもハッピーなお話です。5・6才から。
著者等紹介
ステア,ジェラール[ステア,ジェラール][Stehr,G´erald]
1949年パリ生まれ。作家、画家。子どものための本、子ども向けの舞台脚本など作品多数。パリのアーチストたちのための会も創設し、多彩な活動を続けている
グラサウア,ウィリー[グラサウア,ウィリー][Glasauer,Willi]
1938年チェコ共和国生まれ。絵本画家。ドイツのマイエンスで美術の勉強をおこなった後は、もっぱら子どものための本にたずさわっている。絵本の他、バイエルン・テレビでも活躍
河野万里子[コウノマリコ]
1959年生まれ。上智大学外国語学部卒業。国際翻訳賞新人賞(1993年)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
30
この奇妙奇天烈な生物をどう分類すべきか…この本では科学的なアプローチは取られておりません。どちらかというとラブアンドピースな感じ。オカン的には現在議論されている様々なスタイルの系統樹を比較検討してくれるのかとワクワクしていたのですが…娘に「また始まった」という顔をされましたとさ。え~ん。2020/03/31
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
17
生物分類学上不思議な動物、カモノハシ。様々な種類の動物学校で、先生が『ミルクを飲むグループ』と『羽とくちばしのあるグループ』に分けようとする。どのグループにも入れないカモノハシ(くちばしがあっても羽がない。卵から生まれるのにミルクを飲む。)は、泣き出して学校から出ていく。みんなが心配してかけつけ、先生は身体の特徴ではなく、得意なことで役割分担をしていく。科学絵本で生態に詳しく書かれてますが、人間にあてはめられるおはなしです。自分の居場所を求めて。2020/01/09
花林糖
17
(図書館本)不思議な生き物カモノハシ→動物界・脊椎動物門・哺乳類鋼・単孔目・カモノハシ科・カモノハシ属。新学期の動物学校にカモノハシ君が仲間入りです。色々とグループに別れて行動する時に彼はどこへ?ウィリー ・グラサウアの描いた動物達がとても好みで可愛らしい。が何故か女の子は怖い。絶版が残念。2016/01/31
円舞曲
9
不思議な生き物カモノハシは動物界・脊椎動物門・哺乳類鋼・単孔目・カモノハシ科・カモノハシ属。高学年向きのブックトークのリストから。2012/10/18
hoguru
7
今ではほ乳類だと認められたカモノハシ。でも卵をうみ、羽根はないけれどくちばしはある。前足にはみずかきがあるけれど後ろ足には爪がはえている。など、他の動物とは違うことばかり。カモノハシが動物の学校に転入し、みんなのように分類してもらえないことで悩む過程がとてもわかりやすく胸に迫る。この本をずっとそばに置いておきたいけれど、絶版なのが本当に残念。2016/04/27
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