出版社内容情報
海の好きなチムと船乗りだったジンジャーは、記憶を失った少女シャーロットを救った。チムシリーズ第4弾は、子ども達の友情を軸に、学校という場を中心に物語が展開する。
<読んであげるなら>5才から
<自分で読むなら>小学低学年から
著者等紹介
アーディゾーニ,エドワード[アーディゾーニ,エドワード] [Ardizzone,Edward]
1900~1979。ベトナムに生まれる。父はイタリア系フランス人、母はイギリス人。5歳の長男のために描いた『チムとゆうかんなせんちょうさん』が好評を博し、シリーズの始まりとなる。第二次世界大戦中は従軍画家。戦後チム・シリーズを再開し、最後の巻を77歳で発表した。1957年ケイト・グリーナウェイ賞受賞。生涯で180冊以上の作品を残した
なかがわちひろ[ナカガワチヒロ]
中川千尋。1958~。東京芸術大学美術学部芸術学科卒業。創作絵本や童話も多数出版している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
gtn
27
崩れぬ幸福は、地位や財産で購えないことはよく分かった。気になるのは、シャーロットの気高い叔母が、命の恩人であるチム一家に礼を尽くしたのかどうかということ。2020/08/12
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
13
『チムとゆうかんなせんちょうさん』 https://bookmeter.com/books/403637 シリーズ第4弾。チムとジンジャーは海で漂流していた女の子を助けます。名前はシャーロット、お金持ちのお嬢さま。この巻は航海に出ず、陸のおはなし。2022/05/22
魚京童!
10
へー。2016/05/04
Lesen
8
家の近くの浜辺の海で何かが浮かんでいます。引き上げてみると女の子です。記憶をなくしている女の子は一体何者??今回は海に航海には出ません。しかし、陸でも意外と色々な事が起こってます。シャーロットの登場でジンジャーが焼きもちをやいてる所が子供らしい。チムを取られた感じがするんだろうね。子供はシャーロットの名前は「さかながいい」とジンジャーが言った所とか喧嘩の所とか面白かった様です。チム、ジンジャー、シャーロットこれから先のシリーズどんな事が待ちうけているのかな。2012/11/16
あるちゃ
7
今回は船がらみのお話ではなく、とっても子供らしいお話でした。 でも船で培ったチムとジンジャーの勇敢さと友情はしっかり描かれています。 子供が幸せや楽しさを感じるために必要なのは十分なお金?たくさんのおもちゃ?家のことを手伝わないこと? きっと子供にとって大切なのは、一人の人間として認めてもらうことなんでしょうね。 この部分だけはしっかり一貫しているなあと思いました。2015/11/05