出版社内容情報
マクフィー船長の船に、ボーイとして乗りこんだチム。先輩で一等ボーイのジンジャーを助けるために、嵐のかんぱんに出ましたが……。『チムともだちをたすける』の新訳新版。
<読んであげるなら>5才から
<自分で読むなら>小学低学年から
著者等紹介
アーディゾーニ,エドワード[アーディゾーニ,エドワード] [Ardizzone,Edward]
1900~1979。ベトナムに生まれる。父はイタリア系フランス人、母はイギリス人。5歳の長男のために描いた『チムとゆうかんなせんちょうさん』が好評を博し、シリーズの始まりとなる。第二次世界大戦中は従軍画家。戦後チム・シリーズを再開し、最後の巻を77歳で発表した。1957年ケイト・グリーナウェイ賞受賞。生涯で180冊以上の作品を残した
なかがわちひろ[ナカガワチヒロ]
中川千尋。1958~。東京芸術大学美術学部芸術学科卒業。創作絵本や童話も多数出版している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Shoko
29
図書館本。『チム、ともだちをたすける』と同じお話だと思わず、こちらも一緒に借りました。今回はなかよしのマクフィ船長に誘われて、3000トンの汽船フィデルティ号に乗り込みます。海へ出ると色々な仕事に追い回されるチムでしたが、天気が良くて手が空いている時には、甲板に出て勉強をします。うってかわって航海士仲間のジンジャーは怠け者でイタズラでした。ある日、いつものようにイタズラで毛生え薬を使って困ったことになってしまうジンジャー。さらには大嵐がきて…。『ともだちをたすける』は瀬田貞二訳。ひらがなの羅列と→2021/07/25
gtn
29
本筋からは逸れるが、必要以上の発毛でジンジャーを苦しめた育毛剤が、なぜ三等航海士には全く効かないのだろう。言いがかりかもしれないが、それが今回の騒動の遠因ともいえる。もし航海士がフサフサなら効果は実証済なので、ジンジャーも敢えて試そうという気は起こさなかったはず。2020/08/11
なななお
25
シリーズにずっと登場する事になる、ジンジャーとの出会いの章。勉強熱心で真面目なチムの引き立て役(なのかな?)、年の近いジンジャーは、いたずら坊主で怠け者。船の上でも真面目に勉強し、甲斐甲斐しく働くチムと対象的に、ジンジャーはつまみ食いや、ネコにいたずらしたり。極めつけは三等航海士の毛生え薬を全部自分の頭に掛けてしまい……今回もチムは男前で勇敢です。大人よりしっかりした判断をし、親友を救います。古い本だから「チム」ですけど、今なら「ティム」と訳されると思います。2021/10/25
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
12
『チムとゆうかんなせんちょうさん』 https://bookmeter.com/books/403637 シリーズ第3弾。チムの3回目の航海のはなし。今回は親友のジンジャーも加わり、再登場マクフィー船長と共に。2022/05/22
魚京童!
11
すごいご都合主義だからかなー。2016/05/04