出版社内容情報
はりねずみはこぐまの家に行く途中、霧の中にうかぶ白い馬を見つけ、霧の中に入っていきますが……。濃い霧、そして淡い光が絶妙なタッチで表現された詩情あふれる美しい絵本。
<読んであげるなら>5・6才から
<自分で読むなら>小学低学年から
内容説明
きりのなかではりねずみが体験したのは、あこがれ、おどろき、おそれ、そして、よろこび…、そう、人生そのものなんだ。映像の詩人と呼ばれ、世界的に評価の高いロシアのアニメーション作家ノルシュテインが、短編アニメーションの傑作『きりのなかのはりねずみ』を、新たに絵本として見事に表現してくれました。絵は、ノルシュテイン作品の美術監督でパートナーでもあるヤルブーソヴァが担当。詩情あふれる、美しく、味わい深い絵本です。
著者等紹介
コズロフ,セルゲイ[Kozlov,Sergey]
1939年、モスクワ生まれ。現代ロシアを代表する児童文学作家。1962年に最初の本『おひさまがこわれた』を発表して以来、子供のためのお話、詩、自然や動物についての短編など30冊以上の本を執筆し、世界各国で翻訳出版されている。日本で翻訳出版されたものに『ハリネズミくんと森のともだち』(岩波書店)がある
ノルシュテイン,ユーリー[Norshteyn,Yury]
1941年、ロシア、ペンザ州アンドレーエフカ村(疎開先)で生まれる。1943年からモスクワ在住。1961年にアニメーション美術上級コースを卒業し、アニメーション連盟に就職。絵画に転向しようと美術学校入学の試験準備を始めるが、セルゲイ・エイゼンシュテイン全集に触発され、アニメーション監督の道を選ぶ。(エイゼンシュテインはソ連映画の開拓者で、モンタージュ理論により映画芸術に大きな功績を残した人物。)アニメーション作品としては《きつねとうさぎ》、《あおさぎとつる》、《話の話》、それと、本書のもとになった《きりのなかのはりねずみ》などがある。現在、ゴーゴリ原作の《外套》のアニメーションを製作中
ヤルブーソヴァ,フランチェスカ[Yarbusova,Francheska]
1942年、アルマータ(カザフスタン)で生まれ、モスクワで育つ。普通の学校に通うかたわら12歳から美術学校に通う。1967年にモスクワ映画大学美術学科を卒業。アニメーション連盟に就職し、アニメーションの美術監督として働く。ノルシュテイン監督による作品《きりのなかのはりねずみ》、《話の話》の美術監督として繊細で美しい映像を実現する。ノルシュテインとは、私生活でもパートナーである
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感想・レビュー
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