出版社内容情報
冬の夜、男の子ダークが目を覚ますと、窓から何かがのぞいている。いったい何者だろう? 多感な男のことトナカイとの不思議な出会い、そして別れを描いた幼年文学の傑作。
<読んであげるなら>5・6才から
<自分で読むなら>小学低学年から
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Willie the Wildcat
57
病院待合室で隣に座った母子の読後の会話が気になり、2人が診察室に入った際に何気に手に取った・・・。(笑)子供の安心と不安。親(大人)の何気ない言動で、どちらにも転ぶ。愛情は不変!トナカイも単に寂しがり屋なんだろうけど、サンタ不在だからか?!上述のお母さんの説明も似たようなモノだったが、お子さんの質問責めにご苦労されていた様子。子供の気持ちもわからないでもないなぁ。(笑)2017/04/29
♪みどりpiyopiyo♪
40
ダークは真夜中に誰かが窓をたたく音で目をさましました。■『黒ねこのおきゃくさま』の作者の1970年の作。両親に子供扱いされ 理解されない悔しさと冒険心からダークは森へ踏み入ってしまいます。■一人と一匹の心温まるお話かと思って読んでたらまさかの展開! 昔からある、神隠しとか、あちらとこちらの境のあやふやな子供時代とか、子どもが成長する過程の親への葛藤とか、そんな事を描きたかったのかもですが、これ、絵に描いた様なDVの典型だよ。■彼、あの子の亡霊だったのかもと思うと切ないです(´・ω・`)(1970年)(→続2017/02/03
たまきら
21
とても純な友情物語にも思えますが、なんだか誘拐結婚みたいでぞっとしたのも事実。少々気味が悪いお話でした。2020/10/09
小夜風
21
【小学校】友だち?親友?未成年者誘拐監禁事件じゃないか~!ホラーなのかファンタジーなのか混乱…自己チューなトナカイにただただイライラしました。あ、このトナカイ、亡霊なんだ…納得…?2015/03/03
シュシュ
20
面白かった。主人公の少年ダークが、夜中に窓の外に何かを見てしまうという出だしから惹きつけられた。途中は、どうなるかとドキドキする場面もあったが、行って帰る物語でよかった。エインズワースは、やっぱりすごい!2019/10/27