もし、みんながブッシュマンだったら

もし、みんながブッシュマンだったら

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  • サイズ A5判/ページ数 403p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784834016253
  • NDC分類 K389
  • Cコード C8023

出版社内容情報

ブッシュマンのもとにとびこんだ人類学徒が、自閉症の息子と共に生きる意味を問い直しながら、自然にとけ込んで暮らす人びとの文化と人生のありようについて理解を深めていく。

<読んであげるなら>---
<自分で読むなら>小学高学年から

内容説明

狩猟採集の民ブッシュマンのもとにとびこんだ文化人類学徒が、自閉症の息子とともに生きる意味を問い直しながら、カラハリ砂漠の自然に溶け込んで暮らす人びとの文化と人生のありようについて、理解を深めてゆく。そしてかれは、妻、息子たちといっしょにブッシュマンの人びとを訪ねるための旅に出る。

目次

第1章 「蒸気飛行機はいい飛行機」
第2章 夢の国の奥へ
第3章 月明かりのやぶ
第4章 記憶の舞台―とうさんはライオンにくわれた
第5章 ホローハの音が聞こえる
第6章 ガマに咬まれる
第7章 ヒョウと踊った男
第8章 デウを殺すまで
第9章 「アフリカ旅行、楽しくなります」

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ポカホンタス

3
著者のブッシュマン研究の成果を童話形式に盛り込んだ意欲作。人類学のフィールドワークによって得られたデータは物語として伝達されることが一番自然であるような気がした。しかも本書は著者の家族、とりわけ2人の息子さん、自閉症の兄と定型発達の弟の物語でもある。通常の研究書以上にさまざまなことを学べる本だと思う。2016/11/24

soto

1
ずいぶん久しぶりに人類学の本を読んだ。とはいえ、物語形式で書かれているので、気負わずに読むことができた。変化の激しい現代社会からみると、ずいぶん定常的な社会に思える。その分、社会規範も安定し、すべきこと・すべきでないこと・クア(ブッシュマン)としてとるべき態度や姿勢などが明確で、堂々とした姿勢に感じられる。明治以前の日本人の態度もこのようなものだったのだろうか。2020/01/13

ビシャカナ

1
のんべんだらりと正月休みに読むのに相応しい本だった。アフリカのブッシュマンと、日本の人類学者の家族の物語。学者の家族。話があっちこっちに行ったり、聞き覚えのないブッシュマンの言葉もあるので、戸惑いも覚えるが、それも含めて、不思議な陶酔感が味わえる。ただどう考えても児童書って感じの本じゃないんだよなあ。なんとはなしに、本書が映画になったら見てみたい気がする。2015/01/03

まつゆう

0
日本とボツワナ、大学教員とブッシュマン。全く違う世界を交差して生きている筆者のフィールドワーク。人類学フィールドワークの入門にして傑作だと思う。2012/09/20

saku_taka

0
ブッシュマンと過ごした人類学者の記録。人類学者,あるいは父親としての心の内も吐露されている。2010/02/08

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