内容説明
春風の子“とぷう”たちが、他の風の子たちとけんかを始めると、砂ぼこりや、つむじ風が起こって大騒ぎ…。月刊物語絵本「こどものとも」のバックナンバーから人気の作品をハードカバーでお届け。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はる
59
春風の子供、とぷうの物語。懐かしいタッチだと思ったら、発行は1969年。可愛いけれど、なかなか腕白な春風の子供たちが微笑ましい。ケンカするとつむじ風を起こしてしまうのですね。つむじに渦巻きが出来ちゃうなんて笑。春にぴったりの楽しい物語です。2022/05/11
がらくたどん
31
曹文軒の『風のぼうけん』を読んでいて、秋風の時期だけれど、かわいい「とぷう」に会いたくなった。とぷうは風の子。家族みんなで街に春一番を知らせに来る。北風と追いかけっこをして遊ぶうちに喧嘩になって。つむじ風・砂埃。まさしく春一番。そりゃあ「うるさい」と叱られることもあるだろう。元気でやんちゃな子どもだからね。春になったらもう一度読もう♪(昔、タイトルだけ耳にして「はるかぜ」と「ぷう」だと思っていた時期がある。恥ずかしい)2021/10/02
たーちゃん
26
風の子とぷうたち。幼稚園生が出てくるところで少し前のめりになった息子。やっぱり同じ幼稚園生ってことで気になったみたいです。2022/04/09
ヒラP@ehon.gohon
26
春にピッタリの絵本です。 春を感じさせられる風が、風の小人たちによって吹いてくるのだと想像したら、なんだか楽しくなって似ました。 柔らかい風。、春の突風、土の匂いがする風、ざまざまな風が、春を連れてくるようです。2022/03/25
anne@灯れ松明の火
26
おはなしライブに行った子育て支援センターで。相棒の名前に「はる」が付き、彼女好みの気がして、手に取った。小野かおるさん初読み。相棒が「すべての絵にサインが入っている」と発見。絵本では珍しい。春一番って、こんなふうに吹くのかな?と思わせるファンタジー。ライオンさん、迫力~! お母さんに頭を拭いてもらう場面が、小さいけれど好きだな。2018/08/25