出版社内容情報
「みち」「すき」「こころ」の3編が入った、『かんがえるカエルくん』の2作目。この道はだれの道? どこへ行く道? 心はどこにある? 見えるの? と今回も哲学しています。
<読んであげるなら>5・6才から
<自分で読むなら>小学低学年から
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
紫綺
81
シンプルな線、淡い色使いがいい感じ♪シリーズ2冊目だった。4コマ漫画風な絵本。2015/06/20
keroppi
47
カエルくんとネズミくんは、かんがえる。道について、好きなものについて、心について。カエルくんとネズミくん、ホントに仲がいいんだね。好きな人に、ホントに好きだと言えるのいいね。2018/06/17
Kawai Hideki
35
いろんなことを考えるカエルくんと友達のネズミくんのお話。「この道は誰の道?」「この道はどこへいく道?」「いいとこってどんなとこ?」「すきなひとにあえるかな?」「なにがすき?」「だいだーいすきなものは?」など、いろーんなことを、うっとり考えたり、ほんのり考えたりしている。「理屈っぽくない哲学の思索に遊ぶ」感じが、なんとなく、いがらしみきおの「ぼのぼの」を彷彿とさせる。ネズミくんの造形が「14ひきシリーズ」に似ているな、と思ったら、まさに同一作者でした。へええ、こういうコミカルなタッチの絵本もあるんだ。2022/01/29
kanata
21
「だれのみち」「まねするヤマネくん」「すきなもの」「すずをつけたスズメさん」「こころ」。カエルくんとネズミくんの考えごとは、結論があってもなくても納得しちゃう。考えるの過程が、彼らの生きる自然界に溶け込んでいるから。なんでも答えがあるのもおかしいのかも、とふと考えさせられる。カエルもネズミも蛇には弱いんだなあ。肩の力を抜いてぼーっと楽しむのが心地よいシリーズ。2018/11/25
ヒラP@ehon.gohon
18
カエルくんは哲学者なのでしょうか。 考えることはいろいろですが、「道」とか、「好きなもの」とか、「心のこと」とか、さりげないけれど、掘りさげていけば様々に拡がっていく課題ばかりです。 淡々と描かれているけれど、脈絡もなく続いていきそうな絵本でした。 時間と気持ちにゆとりがある時に、じっくり眺めたいと思います。2024/09/15