出版社内容情報
画家はなぜ「顔」を描くのか? ゴッホやピカソなど多くの画家がどんなふうに顔を描き、何を表現してきたか、70点をこえる古今名画の模写で解きあかします。見るだけで楽しい1冊。
<読んであげるなら>---
<自分で読むなら>小学中学年から
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
シナモン
151
「心の顔(美しい編)~ローランサン、シャガール…」「にぎやかな顔〜クレー、ミロ…」「なぞの顔~エッシャー、マグリット…」などジャンル別に紹介されてて分かりやすかった。たくさんの自画像を描いたゴッホはその向こうに宇宙をみてたんだなぁ。アルチンボルドは相変わらず強烈でした。子ども向けだけど大人も気軽に楽しめる一冊。面白かったです。2021/01/03
kinkin
38
名画に描かれる顔を紹介。ピカソやゴッホ、ムンクetc、優しい顔からこわい顔、文明批評の顔というのもあった。表紙はアルチンボルドという画家の絵。浮世絵の絵師である国芳の絵に通ずるところがあると書かれていた。図書館本。2015/06/05
たぬ
27
☆4 これまた子供の頃「たくさんのふしぎ」で読んだ一冊。まず表紙のアルチンボルドが気色悪すぎて正視できなかったほろ苦い思い出が。国芳の絵もインパクトあったなあ。ルドンの一つ目人間やピカソの「泣く女」「叫ぶ女」は怖かったしダリの「やわらかい顔」はフフッと笑えたなあ。懐かしい。いろんな画家の描く「顔」をもっと見たい。2022/01/22
☆ぴよこ☆ 「クリスマスに絵本を贈ろう・絵本を読もう」「【読メ絵本部】」
22
中学1年生に、抜粋して読み聞かせ。風変わりなたくさんの顔をみて、ビックリ。絵と言うものの面白さを発見してくれたらうれしい。2014/11/07
遠い日
9
「顔」とは「人」であり、ふたつと同じもののないもの。そんな顔をわたしたちはひとつずつ持っているわけだが、顔とはまた心の状態を表すものだとつくづく思う。好みの差はあれ、ここにあげられた芸術としての顔の絵は、印象深いものがある。肖像画にこめられた精神の世界がものすごい勢いで迫ってくる。最後の、タイガーさんによる昭和時代の顔の絵は、半分くらいはわかります。2013/07/27