出版社内容情報
河童の子に誘われて、おっきょちゃんは水の中の河童の国に遊びに行きます。水の外の世界のことを忘れてしまったおっきょちゃんが“すいかごめ”のじゅもんで帰ってくるまでのお話。
<読んであげるなら>3才から
<自分で読むなら>小学低学年から
1 ~ 1件/全1件
- 評価
本屋のカガヤの本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はる
82
良かったです。不思議でちょっと怖いけれど、どこか懐かしくてあたたかい。夢のような、古い記憶の欠片のような…。長谷川さんの凛とした文章も、降矢さんの幻想的な挿絵も、変におもねるところがなく品格が漂います。ホッとするラストも巧いですね。2018/09/10
papapapapal
60
これも名作。川辺でひとり遊んでいたおっきょちゃんが、河童に連れ込まれ、やがて人間であることを忘れ…。 起承転結がしっかりしていて、まるで短編映画のよう。大人が読めばホラーだけど、河童の世界が色とりどりで美しく、子どもが読めばファンタジーにもなり得る。日本語のリズムも心地良く、ついつい吸い寄せられてしまう一冊。2021/09/18
かおりんご
52
読み聞かせ(217)おっきょちゃんが、ちゃーんとかっぱの大好物を持っていくところに、感心していた。スイカから出てきたときは、「スイカ太郎だ!」と食いついていた。神隠しみたいで、大人としては恐いけれど、子供は楽しく聞いていた。「めっきらもっきらどーんどん」と同じコンビ。2014/11/25
浅葱@
40
おっきょちゃんは、きゅうりをお土産に異世界のかっぱの国へすんなり入ってしまったのです。楽しいお祭り、楽しい遊び。でも、人形を見つめて思い出したおうち、お母さん。人間の世界に帰るために“ちえのすいこさま”が教えてくれた、すいかごめの呪文。やさしいかっぱたち。まさしく民話の世界。日本ファンタジーの夏絵本。洋題は“JOURNEY TO KAPPA-LAND”2014/06/24
かおりんご
37
読み聞かせ(156)カッパの子どもになってしまったおっきょちゃんに、みんなハラハラドキドキ。最後はもとの世界に戻れて、ほっ。2015/10/05
-
- 和書
- ジェファーソンの死