内容説明
読んであげるなら4才~自分で読むなら小学校初級むき。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
chiaki
42
『つるの恩返し』にも似たウクライナの民話。きのこ狩りに行った森で怪我を負ったかもを助けたおじいさんとおばあさんは、このかもを連れて帰ります。2人が留守から帰って来ると、部屋は整えられ美味しいお料理が作られている…。不思議に思った2人が留守のふりをして目にしたものとは!?姿を見られてしまったらダメなのは、昔ばなしあるある。織り機や紡ぎ車なども昔ばなしなではよく登場するアイテムだなぁと思いました。絵は『はちみついろのうま』のオリガ・ヤクトーヴィチ。この世界をこどものともで味わえるのは嬉しい。2021/03/26
たまきら
40
ウクライナ版のつるのおんがえしです。ロシア料理が大好きなオカンはよだれを垂らして読みました。最後は切ないけれど、とっても素敵なお話です。絵もきれいでした~。2020/02/21
k sato
36
「こどものとも世界昔ばなしの旅(全15冊)」。老夫婦に助けられたカモが美しい娘になって報恩するというウクライナの民話です。鶴の恩返しや鶴女房を思い出しました。世界各地で似た民話が生まれることは不思議です。でも、国籍が違ったとしても、同じ人間なら同じ思考を辿るのは自然な流れなのかもしれません。人間から恵みを受けた動物が恩返しにやってくる「動物報恩譚」は美しい。私も子どもの頃は人間の素晴らしさに自信を持っていました。しかし、自然界から多大な恵みや恩を受けているのは人間の方だとつい最近気づきました。2024/07/18
なつきネコ
22
本当にウクライナ版の鶴の恩返しだ。国は違っても、同じような話はあるんだな。だけど、細部は違ったり、細かいところに異国情緒がある。娘の作ったボルシチや、ワレーニキの食べ物。特にワレーニキは初めて聞いた。絵本のイラストもウクライナ感満載。あの衣装は中央アジアの騎馬民族はあんな服だな、なんて考えていた。けど、日本の鶴は一人で去っていく、物悲しいさがあるけど、かもの娘は仲間を選び、共に飛び立った。それを考えるとかもの娘のほうが、老夫婦も安心できるかもしれない。そう考えるとウクライナ版のほうが優しい。2022/03/21
退院した雨巫女。
20
《図書館-ウクライナ》鴨を救った夫婦が、留守の時に、掃除してあり、料理もつくってあった。鶴の恩返しみたいな話でした。2022/02/27
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