内容説明
むかしむかしのことじゃ。アマゾンのジャングルのなかで、ひとびとは、きをきりたおしていえをたて、きのみやどうぶつをとってくらしていた。きのみやどうぶつがとれなくなると、べつのばしょにうつらなければならなかった。そのころはまだだれもさくもつをつくることをしらなかったからじゃ。あるとき、そんちょうのむすこのいえに、おんなのこがうまれた。ひとびとはみな、かっしょくのはだだったが、そのこはまっしろなはだをしておった。わかいふうふはそのこにマニというなまえをつけて、たいせつにそだてた。読んであげるなら4才、自分で読むなら小学校初級むき。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ume 改め saryo
15
アマゾンのおはなし。 海外のお話はいつも、自分の常識を裏切られ、新しい感動と、不思議な現実感を与えてくれますね(^^) イラストも独特の雰囲気がありいいですね(*^0^*)/2013/11/22
はつばあば
14
ブラジルの民話は初めて読んだ(*^_^*)。食べ物への感謝として継承されているのでしょうが、ちょっと子供には怖いかな。2014/07/08
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
9
<こどものとも世界昔ばなしの旅 11> アマゾンの昔話。アマゾンの芋、マニオカの由来話。マニの首だけ出ている場面がちょっと怖かった。2024/10/28
ヒラP@ehon.gohon
5
アマゾンの植物「マニオカ」にまつわる話。 現地の人にとっては貴重な食べ物に違いないことはこの絵本からよくわかります。 ただ、話にはついていけない。 みんなと違う色で生まれて、あっという間に育ってあっという間に死んでしまったマニ。 マニが夢に現れるつど、埋葬されたマニの遺骸は別の場所に埋めなおされる。 よく考えると(よく考えなくても)不気味ですよ。 それと絵。 生々しくはないのだけれど、伝わってこない。 あまりなじみのないアマゾンの話だけに、何度か読み返してみたのですが、読み聞かせ候補から漏れました。2010/02/14
あひる
4
ブラジルの民話。その村では珍しく白い肌の子どもが生まれました。その子どもは、小さいのに良く働く子でもでした。しかし、急にカラダが動くかなくなってしまい、なくなってしまいました。 マニーが亡くなってからマニーのおかあさんの夢の中に出てくるようになります。マニーお墓の中は暑いといわれてばお墓を変えました。 川の近くにしました。不思議な夢がつづくのです。 ちょっと怖かった。木の下からマニーの頭だけが出たときはびくっとしてしまった。2012/10/14