出版社内容情報
アマゾンの密林で、独自の文化を守って、自然とともに生きる先住民族の姿をまとめた写真集。貧しくとも分かち合うことの豊かさが、生き生きとした写真から伝わってきます。
<読んであげるなら>---
<自分で読むなら>小学中学年から
内容説明
アフリカ、中東、中米など世界の紛争地を訪れ、そこに生きる人々を撮り続けてきた長倉洋海が、アマゾン・インディオの生き方をみつめ、人間の“根っこ”に迫った写真集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒラP@ehon.gohon
14
アマゾン先住民の自然に生きる姿が眩しかった。 服装の中に移り変わりもかいま見えたけれど、撮影された時代と現在では変わっているのだろうか。 人々の生き方も変わっているのだろうか。 民族の根っこのようなものを感じた写真集です。2019/02/12
スズコ(梵我一如、一なる生命)
11
この前に読んだ三砂さんの本で紹介されていて手に取る。表紙の子の笑顔が何よりも良い。人懐っこそうで、大切に小さい子を抱いていて、希望に満ちた目をしていて、「人間が好き」って本当に幸せなことだと思う。挿入される原住民の言葉も良かった。ただしテーマにある原住民の暮らしを守るってのは、本人達(個人、部族単位)にとっての幸福もあり、何が正しいかは難しいよなぁと。外があることを分かった上で、望む暮らし方を選択できるよう周囲が準備する、それくらい原住民として産まれることは大切にされても良いのかもしれない。2024/01/28
rubyring
0
アマゾン原住民の言葉から人間が自然を利用するのではなく、自然からの恵を受け取って生きていく姿を知りました。
cue.1
0
○図書館に期間陳列されていて、タイトルの「人間が好き」が気になり手をとった。写真に原住民の短い言葉が添えてある構成。中には文明社会の短パンやスカートを身につけている者もいる。『人間がいま、姿をけしても、地球も宇宙も、なにごともなかったように、つづいていく。森で野豚とヤマアラシが「そんな生き物がいたね」と話すかもしれない。』そんな予感がありながら『人間が好き』と言う彼等は『インディオの魂は、大災害でこなごなになったとしても、塵となって風に吹かれながら旅を続けていくだろう。』2014/10/15
葉っぱ
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写真ももちろんですが、共に添えられている"アマゾン先住民からの伝言"も温かくて素敵でした。どこか憧れる広大な価値観、世界って広いです。2013/08/12