出版社内容情報
たまねぎ、にんじん、れんこん、とまと、かぼちゃ、なす、きゅうり……。子どもたちに身近な野菜たちを、リズミカルで楽しい詩で表現していきます。ユーモアあふれる絵もすてきです。
<読んであげるなら>2才から
<自分で読むなら>---
内容説明
2才~4才むき。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
S.Mori
11
にんじんやたまねぎなど私に馴染みの深い野菜が登場する絵本です。詩人の藤冨保男氏の詩は、大人向けの詩と同じようにリズミカルでユーモラスな味わいがありました。素朴で優しい谷口広樹氏の絵も良い味を出しています。とまとの詩が好みです。とまとの家族は怒りっぽいと描かれています。突拍子もないアイディアですが、色のことを考えると納得できます。詩の中でトマトは喧嘩になって、とんでもないことになってしまいます。2020/03/25
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
10
こどものとも年少版 1987年11月号 野菜の絵に、藤富保男さんの詩。「たまねぎ・にんじん・れんこん・とまと・かぼちゃ・なす・きゅうり・たけのこ・きゃべつ・だいこん・じゃがいも」あれ?にんじんだけ赤字で「にんじんきらい」って(笑)2024/11/14
ツキノ
7
(E-368-277)幼児絵本。藤富保男×谷口広樹。詩に描かれた野菜は、たまねぎ、にんじん、れんこん、とまと、かぼちゃ、なす、きゅうり、たけのこ、きゃべつ、だいこん、じゃがいも。ダイナミックに生き生きとしている。2019/06/17
遠い日
5
やさいたちへの自由詩が、いい感じ。明るい歌のように、高らかにやさいの特長を語る。わたしは、キャベツの歌が好きだな。藤富保男さんは詩人。2014/04/16
新田新一
4
色鮮やかな野菜の絵に、詩人の藤冨保男の詩が付けられています。わけのわからないシュールな詩が多いのですが、口調が良いので声に出して読むと心地よいと感じました。「にんじん」の詩が一番面白かったです。「にいさん」「そんなに」と一連ごとに、にんじんの言葉を構成する音が組み込まれ、「きらい」という言葉も付けられて、子供が共感しやすい詩になっています。奇想天外な最後の連に笑いました。2023/06/26