福音館日曜日文庫<br> ラバ通りの人びと―オリヴィエ少年の物語〈1〉

福音館日曜日文庫
ラバ通りの人びと―オリヴィエ少年の物語〈1〉

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 444p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784834012903
  • NDC分類 K953
  • Cコード C8097

内容説明

夏が、始まろうとしていた。30年代初頭のパリ。下町モンマルトルの路地から路地を、ひとりの少年がさまよい歩く。いまだに信じられない、母さんの死…。喜びに沸き悲しみに沈むごとに色あいを変える街、その日常とお祭りが、傷ついた魂を包みこむ。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mahiro

14
オリヴィエは小間物屋の母を亡くし貧しい新婚の親戚にとりあえず預けられる。少年は心の傷を自覚する事も知らず、モンマルトルの下町を彷徨う。肺病病みの妻と暮らす吃音の技師、暴力的なマック、クモ男と呼ばれる障害者のダニエ ル、1番の友達アナーキスト崩れのプーグラ、 母の面影を宿す美しいマド…当時の雑多な人々が暮らす街角は映画館やカフェ、様々な商店を出入りする人々などで賑わい、心の中で母を探す彼は不良少年と呼ばれるがこのラバ通りが世界の全てだった、『ソーグのひと夏』から遡った作品だが全ての事が腑に落ちた気がした2024/06/15

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/1191004
  • ご注意事項

最近チェックした商品