目次
小学校中級以上
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェルナーの日記
287
本書の原題は”The Enchanted Horse"で直訳すれば”魅惑する馬”ですが、”Enchanted”には”魔法をかける”とか”心を奪う”などの意味もあります。ですから”魔法をかけられたように心を奪った馬”になります。主人公イリーナが町の古道具屋で見つけた薄汚れた木馬。この木馬を魅了されたイリーナは家に持ち帰り綺麗にします。すると木馬は本物の馬になったのです。本書の中で古道具屋の主人が『この世に生きているものは、すべておまえのものじゃないんだよ』と彼女に告げます。2017/02/12
キラ@道北民
25
小6の子供が冬休みに学校で借りてきた本。面白かったよ!っと、勧められたので読んでみたら、なかなか奥深い本だった。少女イリーナがクリスマスプレゼントに貰った木馬とのふれあいを通して心の成長を描いた物語。動物は世話をしているからと言って、その人の所有物ではなく、自然が与えてくれたもの。という教えは、小学生の娘に伝わったかなぁ?自分の物だと思って乱暴に扱ったり、捨ててしまうのはダメなのに、イリーナの親は娘が木馬を捨てたなんて、わかってない!と言ってたので、良しとしよう。2021/12/27
きゅー
2
クリスマスの買い物で、古道具屋にあった木馬を手に入れたイリーナ。本当の馬のように世話してやっていると、ある夜本当の馬になって現れた。毎晩のように馬に乗って楽しんでいたイリーナだったが、ある日突然、ベラ(馬)はイリーナを振り落として野生馬の群れとともに走り去ってしまった・・・ 「この世に生きているものは、すべてお前のものなんかじゃない。神様のつくられたもの」なのだそうだ。静かで、壮大な、自然や何か大きな力の存在をひしひしと感じるような物語だった。2013/11/15
minchi
1
久々に再読。2013/01/30
ごまふ
1
私が初めて自発的に読み切った本。小学四年生だったと思う。