著者等紹介
秋野和子[アキノカズコ]
1945年、岡山県に生まれる。フリーのラジオリポーターを務めた後、ヨーロッパを経てカナダに5年滞在。広島県在住
秋野亥左牟[アキノイサム]
1935年、京都市に生まれる。1962年から、インド、ネパールに6年滞在。ネパール滞在中に絵本『プンクマインチャ』(福音館書店)の原画を制作、この仕事で、1969年、第2回世界絵本原画展金牌を受賞。その後、ヨーロッパ、メキシコを経て、カナダに7年滞在。広島県在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Aya Murakami
131
湊かなえさんのエッセイで紹介されて存在を知った本。 おいしいとうもろこしの正体は…!正体を知ってしまった若者は食欲が失せてしまいました。普通はそうなりますね。典型的なハイヌウェレ型神話です。その後の展開は残酷ながらも産みの苦しみを連想させる絵と文章描写でした。 壮絶な内容でありながらも登場人物の表情はなぜだか穏やか。この世の苦しみは思ったほど深刻ではないのかも?2019/10/09
Ikutan
64
湊かなえさんの『山猫珈琲』で紹介されていたアメリカインディアン民話。あの湊かなえさんが、子どもの頃、恐怖少女漫画以上に怖くて、読むんじゃなかったと思ったという。ある程度の内容は、エッセイを読んで知っていたので、それほど驚きはありませんでしたが、何にも知らない子どもが手に取ったら、そりゃまぁ、凄いインパクトだと思います。なかなかダイナミックな絵で、とうもろこしを生み出すおばあさんがなんともすごい。そして迫力満点。でも、内容は『食べ物を無駄にせず大切にしましょう』という健全なメッセージが込められた作品でした。2017/03/15
yomineko@ヴィタリにゃん
62
読み友様からのご紹介本です📚インディアンの生活、いいですね。自然と共に生きています。とうもろこしおばあさんの魔法のお話です。さて、どんな魔法でしょうか。食べ物は大切に!!!🌽🌽🌽2022/10/20
モルク
54
湊かなえさんのエッセイ「山猫珈琲」に子供の頃読んだ童話として何度か出てきた一冊。インディアンに伝わる話だそうで、確かにこのインパクトは大人でも強すぎる。内腿ポリポリ…2018/06/13
とよぽん
49
アメリカ・インディアンの、とうもろこしにまつわる素敵な民話。だが、とうもろこしはどこにあったのか、ここがネックになるけれど。とうもろこしおばあさんは、自らそう名乗ればよかったのに。それにしても、3か月後に見事なトウモロコシが畑に実ったラストは圧巻だった。自然の恵みは貴重だ。色遣いがインディアンらしい雰囲気を出している。2022/07/31