感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
129
これはセミのおきみやげということで、おもにセミの抜け殻についてかなり丁寧な分類で書かれています。私の庭にも結構夏になると穴が開いて、そこかしこの木などに抜け殻がいくつも残されています。私は早起きなので、せみのだっぴの様子も見たことがあります。この本はセミについてかなり様々なことを教えてくれます。2017/04/14
モリー
70
セミの幼虫は何年もかけて地上に出てくると言われます。では、誰が、いつ、どうやってそれを確かめたのでしょうか?私はこの本を読むまでそんなことを考えたこともありませんでした。昆虫図鑑を開けば、様々な知識が得られます。セミの種類、体長、生息域…。しかし、よくよく考えれば、これらの知識は誰かが丹念に調べた結果分かったことに違いありません。不思議だなあと思ったことをそのままにせず、実験や観察で確かめることによって様々な新知見が得られることをこの本は気付かせてくれます。2022/07/25
たまきら
44
読み友さんの感想から。1987年発行ですが、魅力的な挿絵と大変わかりやすい「絵ときけんさく」に夢中になりました。セミの幼虫をアロエで飼えるとは知りませんでしたし、ミカンの木の下を掘ると幼虫がたくさんいる、という話にはワクワクしました。今年は近所の大きい緑地帯が大幅に伐採されてから6年、今年は驚くほどセミがいません。でも今日初めてアブラゼミの声を聞きました。これからも子どもが親しめる存在であり続けてほしいです。2023/07/18
ブルッキーのひつじのこ
1
図鑑のように詳しい。「50年前の大実験」というのが興味深かった。セミが何年土に潜っているかなんて、はじめて知るのは大変だったことだろうな〜と改めて気づかされた。2021/06/30