感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
117
これは御殿場線の歴史を描いたもので私も小さいときに富士山に登るために乗ったことがありました。この表紙の絵のような機関車に乗ったおぼえがあります。もともとは丹那トンネルができるまでは、幹線であったということで列車を二つに分けて上ったということも説明されています。2017/03/12
クラムボン
15
子ども向けの絵本だが、宮脇俊三が書いています。…だから面白いのか?そうかも!でも《御殿場線》の歴史が大変興味深いのです。明治22年から昭和9年までは《東海道線》だった。国府津ー沼津間60.2km今はローカル線だ。中間の御殿場駅は標高455m、東京発列車では山北駅で急勾配を牽引する機関車を増やす。貨物列車は切り離し2本に分ける。その作業のため広大な敷地に300人の鉄道員がいた。そして沼津駅までの長い下り坂では車輪が空転しやすくブレーキが効きにくく事故も頻発。戦時中は線路が剥がされ哀れ!単線となる御殿場線。2021/11/26
きあ
5
酒井順子さんの本でこの絵本の存在を知りました。宮脇俊三の絵本。御殿場線の哀愁がとても感じられました。 今度御殿場線にこの絵本をお供に乗りに行ってみようと思います。2021/12/24
siomin
2
紀行作家による絵本ですが,著者の作品にも取り上げている御殿場線の栄光盛衰を題材にしています。東海道本線と名乗り複線で優等列車も通っていたのが丹那トンネル開通で御殿場線というローカル線になり,さらには単線化。広い構内の国府津駅や山北駅は寂れてしまった。この無常観がお子様に理解できるのかは難しいですが,たくさん駅弁を用意しても通過列車ばかりで全然売れていない国府津駅の弁当販売員の落胆した様子の絵は,大人にも(大人だから?)心打ちます。2021/10/08
hrm0206
2
地元が出てると聞き。うちのじーちゃんも良く御殿場線で火の玉見たそうです。地元駅は載ってなかったけれども、苦労と歴史が良く分かります。足柄エ...。2012/01/26