内容説明
本書では横浜がどのように変わってきたか、1656年から1986年まで330年にわたって見ていきます。あなたがこの本と出会ったいまの横浜は、どう変わっているでしょう?そして未来の横浜は、どう変わっていくでしょう。
著者等紹介
北沢猛[キタザワタケル]
都市デザイナー・工学博士・東京大学大学院助教授・横浜市参与。長野県生まれ。東京大学都市工学科卒業後、横浜市都市デザイン室において、横浜の都市政策や金沢シーサイドタウン、都心部再生、歴史遺産の保存活用などを担当
内山正[ウチヤマタダシ]
1948年、東京に生まれる。和光大学芸術学科卒業後、パリ市立応用高等工芸学校に学ぶ
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アリーマ
14
横浜の市街形成の歴史が、黒船来航前から現代まで、絵地図によって描かれる。絵本ながらなかなか参考になる、ありそうでなかった一冊。1986年の刊行で、みなとみらいなどはまだできていない。一冊手元に欲しいが、すでに絶版で入手困難になっている。なんとか増補改訂版を出してもらえないだろうか?★★★★2022/11/19
ポメ子
3
横浜の変遷が絵本で描かれてわかりやすい。 山下公園で1935年に行われた大博覧会で、プールにくじらがはなされたというのが、興味深かった。 図書館本2021/07/29
がんぞ
2
江戸時代初期、砂洲に囲まれた入り江のほとり(だから横浜村)半農半漁の数十戸/新田開発で入り江が埋め立てられ、1853年(外海に蒸気船2、帆船3、小舟十数隻を描く)米国東インド艦隊長官ペリー提督が浦賀に来航し示威行動で開国を迫り、翌年横浜が会談地になった/59年開港、道幅は江戸時代3倍の18メートル。だが7年後、大火でほとんど焼失/再建は大通り36メートル、歩道。屋根は瓦葺。山の手に外国人の住宅地/69年には人口2万8千/72年鉄道開通/89年には12万で「横浜市」に/1923関東大震災で96%焼失2万死亡2025/07/21
サト
2
まだ数十戸の横浜村だった頃から始まります。新田開発が進み、黒船来航により港町が急ピッチで開発されていきます。日本人街と外国のかたで違う街並みでしたが、震災と空襲を経て、今の横浜に近づいていきます。当時ない景色を過去の資料から想像して描写するのは大変な労力だっただろうと思います。鳥瞰図で横浜の歴史を追体験することができました2025/07/20
しのぶ
2
『ぼくらの近代建築デラックス!』で紹介されていた一冊。1986年の本なので、2013年現在の改定版も欲しいところ。2013/01/13
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- 和書
- 宇宙の放浪者 角川文庫