出版社内容情報
「髪の長いのが女の子!?」「泣かないのが男の子!?」……ううん、違うよ。女と男の違いは体のつくりだけ。女と男がお互いの生と性と個性を認めあう大切さを訴えた性教育絵本。
<読んであげるなら>2才から
<自分で読むなら>小学低学年から
内容説明
はじめてであう性の本。2才からおとなまで。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
31
楽しみにしていたのですが、いかんせん言葉が古く、特に自分の性に不安を持つ子たちがいたら傷つくだろうなあ…と思ったり。意外と性ってあいまい、ということがわかってきた今の時代にはちょっとあわないけれど、体のつくりの違いを知るには良いんじゃないかな。2019/08/07
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
19
子どもに性を教えるきっかけになるかな?ちょっと古いですが…。言葉であれこれより、写真なら分かりやすく伝わるかも?2019/12/22
ヒラP@ehon.gohon
14
ちょっとドッキリする写真絵本です。 真正面から性差を考えているのに、年齢によっては刺激的な写真もあったりするのです。 「おちょんちょん」という言葉も気になりました。 でも、当たり前で重要な性差を的確に語っている点で素晴らしい本だと思います。 親が子どもにどの様に伝えるか、大きなアドバイスにもなっています。2019/06/29
遠い日
9
少々古さは否めず、現在ではもう少し「性」の多様性について触れることも必要かと思いますが、生まれついた性をまずはきちんと理解することはだいじ。そして、男と女の性差による差別的な固定観念をなくすこと。「こうあるべき」の押し付けはしないこと。ここをしっかり子どもたちと共有したい。2021/05/09
のん@絵本童話専門
2
2才からの性教育の絵本です。性差というのは単なる構造の違いであって、決して髪の長さや服装などで決めつけられるものではない。モノクロで隠すことなく裸の写真が載せられており、再版されることはないであろう貴重な一冊。裸の写真への抵抗感については、あとがきでこう書かれています。「気負いやてらいなくおおらかに暖かく写しているこの写真から、性器を隠すことはとても不自然なことだと私は思います。「人間のからだはすばらしいものだ」という人間観が私たちにあれば、納得できる問題ではないでしょうか。」2021/06/10