出版社内容情報
街に住む貧しい絵描きの若者をなぐさめに、夜ごと月が、空の上から見たいろんな国のいろいろなできごとを物語ってくれた。生涯旅を愛したアンデルセンのみごとな短編集。
<読んであげるなら>5・6才から
<自分で読むなら>小学中学年から
内容説明
屋根裏に住む、貧しい弧独な画家をなぐさめに、幼なじみの月が夜々訪ねてきて、空から月が見たことを話してくれます。それは美しく、月光のように清らかな、お話のかずかずです。「旅することは生きること!」と言って、生涯、旅を愛した詩人アンデルセンの体験と想像力が、みごとに凝縮された、独得の輝きを放つロマンチックな名作です。デンマークの誇る画家オルセンが新たに描いた挿絵で飾るアンデルセンの童話。子どもから大人まで。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぼんくらぼん
14
【北欧】お月さまが見た話を貧しい画家に語って聞かせる物語。幻想的だったり、現実的だったり、長かったり短かったり…。一つ一つのお話に描かれたオルセンのイラストがとてもいい。2017/02/09
かず
2
アンデルセンの物語はメッセージが伝わりやすい物が多い印象だったけれど、この物語ではメッセージを読み取るには少し難しい物が多いように感じた。 夜に月から聞く物語しかないからなのか、全体的に暗い印象の物語が多く感じる。 ただ、確かに月は遥か昔から存在していて、実際に月が物語を語ることができたのなら歴史上のどんな出来事についても語ることが出来て、とても楽しい話を聞けるのだろうなと思う。 またしばらく時間をあけてよんだら違う印象の物語になりそうで、いつかまた読みたいと思う。2024/08/04
Margate
0
大昔に読んだ本とは微妙に訳が違って面白い。 お月様が若い画家に 夜毎、お話をしてくれるという 『千夜一夜物語』みたいなご本です、33夜しかないけど。 13夜、16夜、17夜、25夜、33夜のお話が好きです。2003/01/05 (SUN)
tatte
0
図書館。2012/07/04
茨木あき
0
短いお話がたくさん詰まった、綺麗な砂糖菓子の詰め合わせのような一冊でした。2023/04/01