出版社内容情報
不思議で奇妙なしりとり遊びの絵本。「たぬききつねねこ……」に始まって、ページを繰るごとに思いがけない展開で言葉と言葉が結びつき、とてもおかしな空想の世界へ読者を誘います。
<読んであげるなら>2才から
<自分で読むなら>---
内容説明
2才~4才むき。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kawai Hideki
100
最近、しりとりに目覚めた娘に。「たぬき→きつね→ねこ→・・・」と、オーソドックスな名詞でのしりとりから始まるが、ふと、「ちくおんき→きく→くま」で動詞が紛れ込み、文章になったのをきっかけに、しりとりが狂乱の世界へ。なぜか「み」で終わる言葉を執拗に繰り返す「み」縛りのページとか、「みしみし→しくしく→くすくす→・・・」という、オノマトペ縛りのページとか。さすがは谷川俊太郎。娘は表紙を見て開口一番「鬼みたいだね」。一瞬、ママのことを鬼と思っているのかとビックリしたが、よく見るとイラストが鬼そのものだった。2016/06/20
山田太郎
51
4歳の娘は、おばけとかオニが最近好きなので読んでみたが、なんだかいまいちわかってない様子。絵がとにかく個性的なんで、どんなもんなんだろう。最後はちょっと怖かった。2013/10/22
ちえ
42
今まで気が付かなかった。この本、言葉は谷川俊太だったのね。たぬきーきつねーねこ、から始まって、だんだん、ひとつながりの言葉になっていく楽しさ。暗闇は見えないから音や感触なのか。タイガー立石の絵は最初こそ(ぎょぎょ!)っとしてしまうけれど、真剣に見始めると隅から隅まで面白い。そして裏表紙、「すてきにへんなオニの家」があるじゃないか!2021/10/17
スノーマン
31
保育園から娘が貸してもらった。相変わらずナイスセレクト。絵といいしりとりの面白さといい絶品!耳の絵は、衝撃いや笑撃?。出てくる言葉も、『ちくおんき』など娘には想像できないものもあるけれど、それで良いと思う。蓄音機を使って音楽を聴いて楽しんでいた時代を想像してほしいから。2013/12/17
aloha0307
23
谷川先生さんらしい遊びゴコロ溢れるえほんです。好みが分かれるかもしれませんが分かりやすいイラストも味があり、幼児の読み聞かせにぴったりです。玄関の絵から始まり、最後はまた同じ扉に戻ってくるアレンジに納得。表題:ままですすきですすてきです...思わず呟いてしまったよ^^2017/09/17