出版社内容情報
貧乏なきこりのパンを取った小さな悪魔は、そのお詫びに沼を麦畑にかえた。すると地主が実った麦を持っていってしまった。小さな悪魔は大きな知恵を働かせ、みごと麦畑を取り戻す。
<読んであげるなら>4才から
<自分で読むなら>小学低学年から
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- 評価
マージの本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
291
原話はリトアニアの民話。再話は内田莉莎子、堀内誠一の、いつもながら達者な絵。お話は、貧しいきこりの小さなパンを盗んだちいさなあくまが、おおきなあくまたちにおこられ、なんとかきこりを助けようと奮闘するというもの。最後はきこりもちいさなあくまも幸せでよかった、よかったのだが、これでは 悪魔どころか、ほとんど天使である。絵はメリハリがはっきりしていて、表情もいたってわかりやすい。主人公のちいさなあくまは子どもたちに人気がありそうだ。2024/08/18
KAZOO
121
堀内誠一さんの絵はむかし「マザーグース」シリーズでかなり読んでいたのでなつかしく感じました。リトアニア民話を再話したもので楽しめました。悪魔がそんなに悪いものではなくかえって地主の方が悪者に描かれています。むかしは地主が結構小作人などから搾取していたのでこのような物語が描かれたのでしょうね。2018/07/15
☆よいこ
85
絵本。読み聞かせ8分。きこりのパンを盗んだ小さな悪魔は、大きな悪魔に叱られ、きこりに謝る。きこりの望みを聞き、森の奥の沼を麦畑にしてやった。しかし沼の地主がムギを全部持ち去ったので、小さな悪魔は「せめて一束だけでも返してくれ」と地主に頼む。長い縄を用意した悪魔は、大きな一束を作る。▽いい悪魔のはなし。2021/02/09
yomineko@ヴィタリにゃん
63
読み友様からのご紹介本です📙貧しくてパンのかけらしか持っていけない木こりのパンをあろうことか盗む悪魔!仲間に叱られ、木こりの役に立って来いと言われる。どうしようもない沼を小麦畑に変えてあげる悪魔。実った小麦は私のものだと主張する地主に機転を利かせ、見事、小麦も小麦畑も木こりのものに😊余りの事にショックで死んでしまう地主!!!悪事はいけません!!!2024/09/06
かおりんご
52
読み聞かせ(150)これ、ヒットでした!あくまがあたまいいって、楽しく聞いていました。2014/10/08
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