内容説明
誰にも遊んでもらえないヒツジのむくむくは、道で出会ったオオカミに遊んでと声をかけます。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
chiaki
40
太田大八さんの絵に惹かれて。行って帰ってくるおはなし。寝る前の読み聞かせ。遊んでほしくてたまらない仔羊のむくむく。お百姓夫婦や雌牛、ぶた、雌鳥、あひるに声を掛けますが、みんなとっても忙しくて相手にしてもらえず。やっと遊んでくれる相手を見つけたのですが、それはなんとおおかみで…!!!わが家の姉妹たちも、ヤバい展開になったぞと食い入るように聞いてました。無邪気なむくむくが初めて世の中の怖さを知った瞬間かな。普段は相手にしてくれなくても、いざというときに守ってくれる家族の安心感♡2021/04/01
たーちゃん
28
ひつじのむくむくが人間や動物の友達に遊ぼうと声を掛けますが、みんな忙しく遊んでくれません。そこに現れたのがおおかみ。森に連れて行かれるむくむくを見てアヒルがみんなに声を掛けて森にむくむくを助けに行きます。息子は「違うよねぇ。狼はお友達で遊んでいるだけだよ」と言っていました。子供は純粋だなぁ。2021/11/13
たまきら
23
おおかみばっかりなぜこうなる、といいたくなりますが、天真爛漫な羊のかわいいこと。オタマさんは笑っていましたが、今朝神父による性的虐待とバチカンの対応についての記事を説明させられたオカンはちょっと思うところが…。本当のオオカミってもっと尊い皮をかぶってことが多いんだなあ、と悲しい気持ちになりました。2019/02/23
mntmt
23
なつかしい!こどもの頃読んだ絵本と図書館で再会しました。2017/04/22
けんちゃん
18
ひつじ年にちなんだ本を探していて見つけました。村山桂子さんなのに!こどものとも傑作集なのに!文庫蔵書にあったのに!知らなかった自分にちょっとショックを受けつつ、読みました。ちょっとストーリーもイラストもちょっと外国作品のような雰囲気のある作品です。最後はホッとできる温かなお話でした。1978年初出。文庫ブログで紹介。2015/01/07