出版社内容情報
ほげた町からおじいさんの田舎まで、エンソ君は一人で汽車旅行します。羊たちがどっとのりこんできたり、駅弁を買って食べたり。エンソ君の一人旅は驚きと楽しさいっぱいです。
<読んであげるなら>3才から
<自分で読むなら>小学低学年から
内容説明
第36回小学館絵画賞受賞作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
245
スズキ コージ作。プロットはいたってシンプルで、主人公のエンソくん(推定、小学校5年生くらい)が、一人で汽車に乗って、田舎のおじいちゃんのところへ行くというお話。したがって、この絵本の生命は一にも二にも絵にかかっている。絵はナイーフを思わせる国籍不明のもの。人物や風景はヨーロッパのどこか(特定はできないが、なんとなくプロヴァンス風)である。画面いっぱいに描きこまれた力強い絵はとっても魅力的。ただ、これが子どもたちにアピールするかはいささか疑問だが。2024/10/23
nakanaka
80
エンソ少年が初めて汽車に乗っておじいちゃんのいる終点まで行くという話。初めて一人で汽車に乗るのでドキドキのエンソ君ですが様々な出会いが旅を素敵なものにしてくれます。個人的にはスズキコージさんの独特の絵と話の内容があまり合っていない気もします。2017/02/28
yomineko@ヴィタリにゃん
55
読み友様からのご紹介本です📙エンソくんは田舎のおじいさんの所に遊びに行く事になった。初めて汽車に乗るので緊張している。高原の駅で沢山の羊が乗って来た🐑終点でおじいさんが迎えに来てくれていたよ😊スズキコージ先生にしては大人しい感じの絵。大量に乗車して車窓から顔を見せている羊の表情がちょっと怖い(笑)2024/11/15
たーちゃん
35
絵のタッチが独特なので少し怖い感じもしますが息子は気に入ったようです。でも汽車にこんなにヤギが乗ってきたら実際大変なことですけどね(笑)2020/04/14
ぼりちゃん
27
初めてひとりで電車に乗った冒険の旅、皆さんは覚えていますか? この絵本はその「はじめて」の心情が描かれています。初めてひとりで汽車に乗るエンソくん。切符を買うときも緊張気味。同じボックス席に座ったおばさんはそんなエンソくんをそっと見守る心強い味方。 遠くに追いやられていた「はじめて」の記憶。停車駅を順に諳んじる私を笑顔で見守ってくれていたおばさんは、今でも記憶の靄の向こうにぼんやり現れてくれる。昔の冬の電車は暖房が効きすぎて、座っていたらお尻が燃えそうに熱くなった。冬の駅のホームの売店で買ったあんまんの2020/12/26
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