出版社内容情報
動物と植物のちがいは何だろう? 似ている点はどこだろう? 分子生物学者である著者が、動物と植物を比較しながら、細胞、遺伝子、生命の由来について、やさしく解説しています。
<読んであげるなら>5・6才から
<自分で読むなら>小学低学年から
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
gtn
21
駆け足の生物史。引っかかったことが二点。先ず、大昔の地球には全く生き物がおらず、あるとき小さな細胞が海の中で生まれたというが、因果関係の説明もなく唐突に過ぎる。地球自体が生命体であり、そこからいわゆる生物という"形"が現出したと考える方が自然では。もう一点。ほかの星にも生物がいるかもしれないと推測的にいうが、この無限の大宇宙。それこそ、地球のような星は無数にある。地球外に生物がいることなどむしろ当然ではないか。2023/05/04
たまきら
18
母が夢中になって読みました。動物も植物も、いっしょだよ。そんなメッセージが詰まっています。でも、このあいだの「わたしはみんなのおばあちゃん」のインパクトが強かったようで、あの本が忘れられない娘さんです。2020/11/10
みさどん
15
植物と動物、ともに命の連鎖があることがわかりやすく書かれているのがいい。種の発育なんて初めて分かった気さえする。広く、けれどポイントをしっかり押さえてある絵本。これを読むと、子どもたちが命を持つものに優しくなってくれそうな気さえする。大切につなげていくためにも、これからの環境を守らなくてはといつも考える。2017/06/21
遠い日
14
生命の誕生から派生していく生きものの繋がりをわかりやすく解説する。やさしい絵で親しみやすい。細胞の説明は的確で、子どもたちの理解の助けになるだろう。命の不思議さとともに、生きものどうしみんな仲間だと感じられるところが、いい。2015/05/07
☆ぴよこ☆ 「クリスマスに絵本を贈ろう・絵本を読もう」「【読メ絵本部】」
13
壮大なドラマのよう。進化は人間で終わるのでなく、宇宙や未来まで見ている。今、彗星の隕石の中から、有機物質が発見されたという。地球以外の生命体は本当にいるの?生き物は皆つながっている。ほんとうにそう思う。2012/06/28