出版社内容情報
前作で3枚の羊皮紙の暗号を解明したタンタンとハドック船長は、いよいよ財宝を求めて出航した。しかし、首尾よく目ざす宝の島に到着したタンタンたちがそこで見出したのは……。
<読んであげるなら>---
<自分で読むなら>小学中学年から
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
うららん
21
シリーズ折り返しの12作目。『なぞのユニコーン号』の続き。いよいよレッドラッカムの宝を求めて海の旅へ。この話からビーカー教授が登場します。ここまで会話が成り立たないのは逆にアッパレ(笑)一冊が宝探しなので子供でも楽しめそう。前に順不同で読んだ作品でハドック船長がお屋敷に住んでいてビックリしたけれどなるほど!城主となった経緯がわかりスッキリ。いよいよタンタンの物語も後半になり今後のタンタンや個性豊かな友人たちの活躍も楽しみ。個人的にはスノーウィに注目。2016/10/24
もえ
14
タンタンシリーズ4。前作で羊皮紙の暗号を解読したタンタンとオヤジギャグのハドック船長は、シリウス号に乗ってレッドラッカムの宝探しに出かける。新キャラのビーカー教授も登場。ビーカーはかなりのおとぼけさんで、みんなと会話が最後まで噛み合わないのだが、表紙にもなっているサメマリンというサメ型の潜水艦を開発した凄い人なのだ(笑)サメマリンに乗ったりレトロな潜水服を着て、海底に沈んだ難破船を見つける過程が楽しくて見どころ。果たしてお宝は見つかるのか⁉︎スピルバーグの映画は未見だが、動くタンタンの世界は見てみたい。2024/09/12
Willie the Wildcat
13
『なぞのユニコーン号』の続き。ビーカー教授、登場!そしてムーランサール城と、船長のつながりも見所。インターポールの双子が、今回も場を”和ます”。今回の鍵は「ポンプ」。小物もタンタン・シリーズでは貴重な役割。特に傘とお酒。ベルギーだが、イギリスのファッション(気候)の影響を受けているのかなぁ・・・。次男が図書館から借りてくる順番が”任意”なので、親子で「あ~、こうだったんだぁ!」と”意外な”会話が弾む!2012/11/08
なおなお
8
ハドック船長もキャラが濃いがさらに濃いビーカーさんが登場。耳が遠くて話が噛み合わない状況が最後まで続くのが面白い。沈没船を探索、暗号の本当の意味などが解明する過程ももちろん面白かった。2021/09/17
イリエ
7
はじめて「タンタンの冒険」を読みました。楽しいですね。アクションのテンポが、日本の漫画に比べてスローな気もします。ですが、それがタメになり、面白さは増幅されます。コマ割りが単調なので、小説に近いのかもしれません。それにしても、船長、口が悪いっす。2019/05/05