出版社内容情報
国際的なニセ札偽造団を追う少年記者タンタンは、スコットランド沖の黒い島へと犯人を追いつめるが、そこには恐ろしい怪物が……。綿密な取材に基づく本格的冒険漫画シリーズ第1作。
<読んであげるなら>---
<自分で読むなら>小学中学年から
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
306
大人気の「タンタンの冒険旅行」の第1巻。シリーズは20数冊あり、日本を含む世界の様々な国で版を重ねている。オリジナルはベルギー。表紙はなかなかいい感じなのだが、中はコマ割りが小さくていささか読みにくい。また、時代のせいなのか、お国柄なのか、ユーモアの感覚が違っていて、正直なところ楽しみ方がよくわからない。個々の絵はアングルに工夫があり、上手いと思う。2023/10/04
Hideto-S@仮想書店 月舟書房
87
『タンタンの冒険』第7作。オリジナルは1938年発行。タンタンを銃撃した飛行機の行方を追ってイングランドの地を踏んだタンタンと愛犬スノーウィ。探索を続けるうち背後に偽札偽造団の存在を見つける。舞台はスコットランドの小さな島へ。良くも悪くもスノーウィの活躍が目立つ巻。本作は、戦時の紙不足や外国語版出版、テレビシリーズの影響で3つのバージョンが存在するという。1938年はアメリカでスーパーマンが登場。さらに1941年には『強いアメリカ』の象徴キャップテン・アメリカが。コミックの世界も華やかになっていく。2015/12/03
momogaga
38
【大人こそ絵本】スリル満載の冒険譚。主人公の愛犬スノーウィの活躍も見ものです。2023/08/17
Willie the Wildcat
38
ハイライトは、やはり「スノーウィが酔っ払う」ところ!?山あり谷ありの冒険。スコットランドの民族衣装も似合いますね。服装に限らず飛行機なども味がある。いやはや、それにしてもスノーウィを含めて登場人物の皆さん物にぶつかる、ぶつかる。インターポールの双子。おっちょこちょいと感じるも、人は良さそう。これまた憎めないキャラクター。(笑)2012/10/13
キジネコ
30
追跡と逃亡のドタバタ劇だけど、STORYはシンプルな勧善懲悪の予定調和だけど、絵を眺めているだけでも凄く楽しい。乗り物、車 飛行機 船舶 列車 街並みやファッションもオシャレなこと。貨物列車で運ばれていくタンタンも追う人で追われる人、車輛の一つにスコッチウイスキーの銘柄、Lichens 調べてみると今でも蒸留し続けている老舗、スコットランドグラスゴー西部のローモンド湖の傍だとか。この湖は地域でネッシーの伝説のネス湖に次ぐ大きさの湖だそうです。楽しみ方は無限大やねえ2025/02/13