出版社内容情報
発見の喜び、創造の楽しさに満ちた数学の本と、すでに定評のあった作品を再編集し、新しい体裁でおとどけします。第1巻《なかまはずれ》《ふしぎなのり》《じゅんばん》《せいくらべ》
<読んであげるなら>4才から
<自分で読むなら>小学低学年から
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
322
シリーズ第1巻。安野光雅の楽しい絵で、知らず知らず数学が(少なくても数学的な考え方が)学べるという一挙両得、一石二鳥のお得な本。「なかまはずれ」、「ふしぎなのり」、「じゅんばん」、「せいくらべ」といった構成。後になるほど数学らしくなっていく。最初の「なかまはずれ」は、集合論なのだろうか、それともそんな風な枠組みに当てはめようというのが、そもそも思考が形骸化しているのだろうかとちょっと悩んだが、巻末のご本人による解説を読んで大いに納得した次第。2023/08/20
へくとぱすかる
74
数学的内容よりも、安野さんの絵がよかった。とはいえ、数学をここまで基本的に見直して再構成して見せたところは、さすがに並々ならぬ力の入れ方を感じる。文句なくおもしろい。子どもの時に出会っていたら、きっと早くから算数を好きになっていたでしょうね。ところで最初から最後まで登場して、絵本をリードしてくれる二人の人物のうち、小さい方は安野画伯自身の投影かな、と思った。すると大きい方は? 案外、森毅さんなんじゃないかなぁ、と。実は顔がそっくりに見えるんですよね。2014/07/14
HIRO1970
61
⭐️⭐️⭐️子供用ですが、大人も愉しめました。2016/04/24
kaizen@名古屋de朝活読書会
52
数に親しむよい本 すうがくの本という名前であるが、かたぐるしくはない。 安野光雄の独特の絵で、数について馴染みやすい。 もっと難しい数学の本も、安野の挿絵つきになればよいと感じさせる。2021/01/16
annzuhime
45
島外の図書館から取り寄せ。なかまはずれ、ふしぎなのり、じゅんばん、せいくらべ。5歳の三女も楽しんだすうがくの絵本。数学ってコツを掴めると楽しいよね。こういう絵本から入る数学だと学ぶ方もすんなり楽しめそう。CASA BRUTUSの大人も深読みしたいこどもの本100。2024/01/20