出版社内容情報
春から冬への季節の移り変わりの中で、その時どきに見られる身近な草花を、生育する環境ごとに、精緻で美しい絵と簡潔な文で紹介する類まれな絵本図鑑。
<読んであげるなら>5・6才から
<自分で読むなら>小学低学年から
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やすらぎ
169
春は芽吹く季節。土の中でその時を待ちながら、寒風が少しずつ爽やかになる頃、一斉に緑を彩っていく。レンゲの便りに蜜蜂が舞い、生命を繋ぐために花開いたと思うとすぐに種をつけて綿毛は風に吹かれていく。ベランダの鉢にもその生命は宿っている。初夏になればまたその時を待つ植物が育つ。水辺に群れを作るものもあれば、日陰にそっと咲く小さな花もある。真夏を好むものは太陽に向かって真っ直ぐにのびていく。すすきの穂が黄金に染まる頃、秋が深まり静けさを増していく。冬の訪れをロゼットが教えてくれる。道端に咲く植物の一年。図鑑絵本。2023/05/27
やま
84
丁寧に描かれた、草花の絵本です。字の大きさは…大。 いろとりどりの草花が、正確に、精緻に描かれています。 絵本の大きさは、A4用紙より少し大きいです。 開くと、A3用紙より大きくなります。 このため見開きで描かれた草花に迫力があり、ほぼ実物と一緒かなと思われるほどです。 草花が芽吹く春から始まり、花をつけ夏を通り越して、秋の草花が茂り、枯れ草が目立つ冬までを丁寧に描かれています。2021/06/17
momogaga
47
【おとなこそ絵本】冬の時期は、野原は枯れ草が目立つため2ページのみ・・。他の季節は12ページもあるのに。今は春に向けての準備中。私も花の季節に向けて、名前と由来を覚えていこう。2020/12/31
momogaga
42
【おとなこそ絵本】積ん読解消。日頃は野の草花に目を奪われることは少ないので、旅先は自然が溢れるところを訪れます。今の時期が一番草花を楽しめる時期なのに・・もう少しの辛抱ですね。2020/05/02
双海(ふたみ)
19
植物図鑑ではカタカナで記される植物名が、絵本ではひらがな。かわいい:「むらさきさぎごけ」、「はるじおん」、「ふでりんどう」、「たちつぼすみれ」。2014/10/11