感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
chiaki
41
デンマークのおはなし。靄が沼地を漂う風景、見てみたいなぁ。デンマークのひとたちは、この風景に「ぬまばばさまがお酒を作っている」と言うそうで。夏の夕暮れ時から、このお酒づくりは始まるのだとか。その材料には、夕やけの紅や月明かりなど素敵なものもありますが、なめくじの皮とかハタネズミの鼻息とか、思わずのけぞっちゃうようなものも!笑 長い長い冬のせいか、あたたかい春を待ちわびる気持ちあふれる北欧ならではなおはなし。春の訪れへの喜びに満ちあふれています。ぬまむすめたちがとってもフェアリーで可愛い♡2021/11/16
ヒラP@ehon.gohon
31
お酒の原料を知ってしまうとちょっとひいてしまうのですが、春を喜ぶためのお酒作りのお話です。 デンマークのお話だそうですが、沼にはぬまばあさまをはじめ、多くの不思議な一族が暮らしているのでしょうか。 読者を選びそうな絵本ではあります。2021/04/12
おはなし会 芽ぶっく
18
デンマークのおはなし。真夏の風のない夜、たちあがってくるしろいもやは「ぬまばばさまが おさけを つくっているんだよ」と言われるそうです。夏の間のお酒造りはぬまばばさまの家族総出の仕事、ゆっくり寝かせて春を迎える頃お祝いのパーティが開かれます。デンマークは湿地が多いのでしょうか?白い霧を例えているおはなしが楽しく、インパクト大の絵でした。2020/06/18
リッツ
18
不気味だけどユーモラスで愛らしい、ぬまばばさま一家。なつの酒づくり、冬の眠り、春の踊り、人々はそこに沼地の季節を見る。影の漂う怪しい雰囲気、不思議な魅力のある本、私が学生の時に買った本だけど、子供の時に出会いたかったなと思った。2014/06/18
いっちゃん
17
ぬまばばさまって言いにくい。読み聞かせるなら要注意。自然に溶け込んでいる、ぬまばばさまの家族をさがしに行ってみたら楽しそう。2016/09/10