出版社内容情報
「みるな」と、あねさまからかたくいわれた12番目のくらの戸を、ついにあけてしまった若者は……。日本の四季が息をのむ美しさで描かれた昔話絵本です。
<読んであげるなら>4才から
<自分で読むなら>小学低学年から
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
106
昔読んだことがあるような気がしました。道に迷った若者が12の蔵のある家に泊まり、その蔵を開けていきます。1年の毎月の季節感ある絵で楽しませてくれます。「開けるな」といわれた12番目の蔵はなにもなく、すべて消え失せてしまいます。日本の季節感をうまく描いたものだと感じました。最後の「いきが ポーンと さけた」というのはどのような意味なのでしょうか?わかりませんでした。2018/01/08
yomineko@ヴィタリにゃん
57
昔話の第一人者:小澤俊夫先生作。道に迷った若者を新設にもてなしてくれた美女。1から12の蔵があるが、12番目の蔵だけは絶対に見てはいけないと言われたが、美女が外出している間に見たい気持ちを抑えきれず見てしまう若者。「見るな」と言われると見たくなる人間の心理!!!2024/04/14
クリママ
28
山中で迷い、ある屋敷に泊めてもらう。そこには12の蔵がある。12番目は見てはいけないと言われる。「一のくらをあけると、なんと、そこはおしょうがつ。」 子供たちがよく知っていること、あまり知らないこと、月ごとに楽しんだ。2017/02/21
shiho♪
24
勤務する小学校、5年生に読み聞かせ。『~するな』と言われれば、なんだかやってみたくなってしまうのが人間の性ですね。赤羽末吉さんの絵が素晴らしい。1の蔵から11の蔵。1月から四季折々、日本の行事の美しさ。見てはいけない12の蔵だったけど、12月の行事はなんだろ❓❓と読みながら考えていました。 昔話なので全学年読み聞かせOK。子どもたちもじっくり聞いてくれました。2023/11/11
そら
22
日本昔話の王道。懐かしい。2017/12/14