出版社内容情報
絵本に生命をふき込むのは子どもたち??そう信ずる著者が保母、母､塾教師としての子どもたちとのふれあいの中から語る生き生きとした絵本論。全ての子育てに関わる人に必読の本です｡
＜読んであげるなら＞－－－
＜自分で読むなら＞－－－
目次
わたしの絵本論―子どもたちの前で絵本は目をさます（わたしと絵本との出会い；子どもたちとよんだ絵本；わたしの絵本散歩；絵本を考える）
心の芽を育てよう―育っていく子どもたちと絵本（子どもの目・科学の芽；子どもたちにはかなわない！；わたしが作った絵本のこと）
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぼんくら
9
訃報を知り再読。絵本『めっきらもっきらどおんどん』『きょだいなきょだいな』は子どもたちと何度も楽しんだし、絵本を離れてもこの唱え言葉は口をついて出た。それもあってこの本を手にしたのだと思う。保育士、母親、私塾の講師として子供との深い関わりを通して語られる絵本と子どもたちの事。『マドレーヌといぬ』のちょっと気取ったことば、平山和子の描く『まめ』の美しさ、赤ちゃんに通じる『ちいさなねこ』、コッコさんや、林明子の描く子どもたち。たくさんのすてきな絵本に出会わせてくれた長谷川さんに感謝です。ご冥福をお祈りします。2011/10/28
わちゃこ
5
保育経験のある著者が、子供達がどうゆうふうに絵本を楽しんでいるか書いた本。色々な絵本を例にして、読み聞かせのどの部分で盛り上げるのか？ 読んだ後も、子供達は気に入ったフレーズを真似したりして、遊びの中に絵本を取り込んでゆく様子などが分かり、楽しく、また大変勉強になりました。2020/04/07
たいへいくん
0
弱そうな人、病人、子供とか、障害者とか、貧困な人とか。そんな人たちを色眼鏡で、固定した観念でみていることに気がつく。ありのままをみれなくなっていると感じる。絵本の世界というものがあると知った。2018/06/01
さとちゃん
0
絵本は子どもと一緒に、声に出して読んで楽しみたい、と思っていたのは私だけではないと知って、一安心。「眠りへの橋渡し」や「子どもってかわいいと思う危うさ」の章は、日頃の自分のモヤモヤがくっきり文章化されていて、頷きながら読み進めた。岩崎ちひろを取り上げている部分では、反発もあるだろうけれど、この論にも頷ける。取り上げてある絵本を片端から読みたくなりました。2018/04/17
