出版社内容情報
昔、ひたいに大きなこぶのあるおじいさんが、山のお堂にとまりました。すると夜中に、大ぜいの鬼がやってきて……。やわらかな色調で描いた民話絵本です。
<読んであげるなら>4才から
<自分で読むなら>小学低学年から
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
chiaki
42
赤羽末吉さんの絵、松居直さんの日本語が美しい。絵本はこうあるべき、昔ばなしはこうあるべきという、あるべき姿を魅せられます!鬼たちの囃し唄がとても楽しい♪私の知る『こぶとりじいさん』は頬にこぶがあるパターンだが、こちらは額にこぶ。そして対照的に現れるのが悪いおじいさんでしたが、こちらはあまり悪いおじいさんではなく、囃し唄にうまくノリきれないおじいさんでした。笑 わりわり。ぼんぼりぼんぼり。それっきり、これっきり、おしまい。2021/02/18
たーちゃん
26
息子はよく手遊び歌で「とんとんとんとんこぶじいさん♪」と歌っているので、題名を読むとすぐ反応していました。そして「コブが2つになっちやったよー」と言っていました。2022/05/25
たまきら
22
昔ながらの楽しい絵本です。とくにやっぱり、絵が大好き。2020/01/05
杏子
22
懲りたので、3回目のクラスは軽いものをとこれにしてみた。鬼が登場するけど、なじみのある世界のようで子どもたちにもわかりやすかったろうな。読む方も楽に読めた。鬼の躍りの歌?これがちょっと難しかったが、ノリで読んでしまった。なんだろ?どういう意味があるのか、面白い言葉だなぁ。2016/01/29
ヒラP@ehon.gohon
17
こぶの位地がちがうだけで、慣れ親しんだ「こぶとりじいさん」とは異質感が生まれてしまいました。 ほっぺたでぶらぶらしているこぶの方が愛嬌があるような気がします。 それにしても鬼たちの囃し歌は難しい。 となりのこぶじいさまが、失敗したのは歌のセンスですから、私の読み聞かせもこの辺りを慎重にしないと、こぶだらけになってしまいそうです。2019/04/26