出版社内容情報
天性の童話作家アンデルセンが描く多彩で豊かな真実の世界です。傑作『雪の女王』や『マッチ売りの女の子』など16編を収録。(S-27)
<読んであげるなら>---
<自分で読むなら>小学中学年から
内容説明
幼時から父、祖母から昔話をきき、また自ら夢想し、お話をするのが好きだったというアンデルセン。天性の童話作家アンデルセンが、悲しみと幸せ、生と死、人の内面の真実について、自由自在に生き生きと語ってくれます。傑作「雪の女王」を始め、「マッチ売りの女の子」、「赤い靴」など一六編を収録。小学校中級以上。
著者等紹介
アンデルセン,ハンス・クリスチャン[アンデルセン,ハンスクリスチャン][Andersen,Hans Christian]
1805年に生まれた。デンマークの詩人、作家。靴職人の父の死後、愛情深い母親のもとに育つ。14歳で舞台俳優を目指すが、挫折。その後、戯曲や詩集が認められ、小説『即興詩人』で、作家の地位を得る。1875年没
大塚勇三[オオツカユウゾウ]
1921年、中国東北地方で生まれた。東京大学法学部卒業。主に外国児童文学の翻訳紹介や民話の再話を手がける
オルセン,イブ・スパング[オルセン,イブスパング][Olsen,Ib Spang]
1921年に生まれた。デンマーク王立美術大学で、グラフィックアートを学ぶ。挿絵や絵本、壁画、児童劇の制作など、幅広く多彩な活躍をする。1972年、国際アンデルセン賞画家賞受賞
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
みやび
11
第3巻。オルセンの挿し絵との相性が抜群なのでこの福音館のアンデルセンシリーズが好きです。マッチ売りの女の子や赤い靴…アンデルセン童話には切ないロマンチックな話も多いけど、どれも身近で起こったような親しみやすさがある。「あれは、だめな女だった」なんて民話みたい。タイトルの「雪の女王」は初めて読んだ。女王が主役じゃないんだ…?ゲルダちゃんの冒険物語が可愛かった。2019/06/07
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
8
アンデルセン童話の本を探していてシリーズでこちらを見つけました。子どもたちには読みにくいかな? 『 マッチ売りの女の子 / 高とび選手 / 小さいイーダの花 / 悪い王さま / コウノトリ / まぬけのハンス / 赤い靴 / ペンとインク壺 / 眠りの精のオーレ・ルゲイエ / ちがいがあります / 小クラウスと大クラウス / あれは、だめな女だった / バラの妖精 / びんの首 / 鐘 / 雪の女王 』2024/05/05
竜王五代の人
4
絵本ではない、本格的なアンデルセンは人生初めてかも知れない。悲恋多いし、「バラの妖精」のような残酷な話もあり、子ども向けでいいのかな、と思う。あと、けっこう抹香臭い、じゃなくてキリスト教臭い2024/03/19
kotaro
2
★★★★★★★★☆☆2021/11/24
rummy
1
「雪の女王」が素晴らしいが、「びんの首」はとても好きな話。自伝的なエピソードが描かれているという「あれは、だめな女だった」も心に残る。2024/12/14